太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

夏休みの宿題問題

2023-01-29 07:40:02 | 日記
8インチ×24インチのキャンバスに手をつけたのがクリスマス前。
年明けに紙を染めるプロジェクトなんぞがあった、というのは言い訳で、しっかり週に三日ずつ休みがあったのに、1か月以上たった今も殆どキャンバスに進展なし。
今日はやろう、と思い机の前に座る。
そうだ、その前にマットを作っておこう、来週に作品補充に行くし。などと思ってマット作りにとりかかり、そのあと引き出しの整理なんかを始めてその日が終わる。
そんなふうに、試験前の学生のように、やろうと思っていたことをやらなかった罪悪感に心が塞ぎつつ、それでもやらないだらだらな日々を過ごしていた。

そんな先日のこと。
ひとつのギャラリーのオーナーからメールが来た。

『ネットをいろいろチェックしていたら、sunshineギャラリーにあなたの素敵なオリジナル作品があるじゃないの!!ねえ、なんでうちにはないのかしら・・・
持って来られるオリジナルがあったら見せてほしいんだけど』

そのギャラリーにも、私のオリジナルはあるが、sunshineほどではない。
sunshineは家から5分で、マネージャーのラティーシャとはツーカーの仲で、いちいちお伺いをたてなくても私の好きにできる良さがある。
そのギャラリーは、オアフ島で1番と思われる位置にあって、オーナーだけが権限をもつので、何をするにもお伺いをたてねばならず、面倒。

しかし、まさかオーナーが私のオリジナルをそこまで欲しいとは思わなかったから驚いた。
とはいえ、めぼしいオリジナルは殆どsunshineで売れてしまって、手元にあるのは個人的に手放したくないものばかり。
というわけで、12月から取り掛かっている作品はそのまま置いておき、そのギャラリーのためにオリジナルを作成することになった。

お尻に火がついて、あわてて取り掛かる。

私は小学生の頃から何も変わってない。
夏休みの宿題をギリギリになって泣きながらやっていた子供が、年をとっただけだ。

朝、仕事に行くまでの1時間ほどは、今まではブログを書いたり瞑想したりしていたのに、今じゃその1時間すらも惜しく制作にあてている。
それなのに、こういうときに限って仕事が忙しく、休日出勤せねばならなくなったりしてもどかしい。
夏休みの宿題問題は根が深い。