Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

大徳寺塔頭 三玄院(2023年1月24日参拝)

2023年04月23日 | 仏閣


続いて本日のメインである塔頭寺院の三玄院へ。

こちらはあの石田三成公の菩提寺で、
以前から知っていましたが残念ながら非公開寺院。

ただ、大徳寺利休忌に合わせて月釜が行われるのですが、
表千家の先生クラスが登場する本格的なもの。

こんな茶会に参加するのは素人は無理。

なので特別拝観をずっと待ち続けました。

その願いが通じたのか京都冬の旅でついに特別拝観との一報。

お待たせいたしました、お待たせし過ぎたかもしれません、
とばかりに、一般拝観は何と50年振りとのこと。

なんと50年振りですよ!

戦前までは寿命は50年だったそうで、
生まれてから死ぬまでの長き期間拝観してなかったんですよ。

こんな貴重なことある?

生きてて良かったーーー!

石田三成公のお墓は今回の特別拝観でも非公開でしたが、
それでも拝観出来ることが嬉しい。


所在地:京都府京都市北区紫野大徳寺町76
宗派:臨済宗大徳寺派
御本尊:阿弥陀如来
創建:天正17年(1589)
開山:春屋宗園(大宝円鑑国師)
開基:浅野幸長・石田三成・森忠政


【縁起】



【山門】






開いているのを初めて見た。
楽しみ過ぎて鼻血でそう。(笑)


【石柱】





【前庭】


ここから先は一切撮影禁止。


【本堂内陣】


画像はテレビ番組を写したもの。


【春屋宗園和尚像】



【襖絵】



さすが石田三成公の菩提寺だけあって、
襖絵の数々は見事なものでした。


【八方睨みの虎】










本堂の襖絵の最大の見所です。


【篁庵】


こちらの拝観は外観のみ。

古田織部が設計したとされた茶室。




今まで気付かなかっただけかも知れませんが、
刀掛けというものを初めて見ました。


【茶室内部】







【昨雲亭】


実に清々しくなれるお庭です。
個人的に大徳寺塔頭の中でも上位のランクです。


【頭蓋骨】




この頭蓋骨は三玄院にある三成公のお墓を調査した時に出てきたもので、
三成公の頭蓋骨とされています。

実はこのことは以前から知っていて、
写真も見たことがあります。

滋賀県長浜に三成公出生の地であり石田屋敷があったとされる場所に、
石田会館という資料館があり、拝観した際にこの頭蓋骨を見ました。

<2017年6月17日拝観>
https://blog.goo.ne.jp/05100625777/e/d8ce28ccd3405a994f53d029b2d165f9


【御朱印】


書き置きの御朱印です。

今回の特別拝観では三成公のお墓を見ることは出来ませんでしたが、
二度と入れないかも知れない三玄院に参拝出来たことは、
私の知の財産になりました。