プラモときどき四方山話

趣味で作るバイクモデルと日常

メッキ部品をどう扱うか

2005-08-12 18:24:04 | 模型

僕が作るバイクモデルには必ず多数のメッキ部品が存在しますが、ほとんどの場合メッキを落とし再塗装して作っています。

大きい物から小さい物まで、中にはマフラーやエキパイの様に、そのバイクフォルムで最もポイントとなる部品も有るので、いつもその表現方法に付いては考えながら工作しています。

一見綺麗なメッキもよく見るとハッキリとしたパーティングラインがうねっていて押し出しピンの跡も多数、ランナーのゲート有り、マフラーステーは他の改造のため修正の必要有り、ヒケは当然の事等々・・・。

仮組を数回繰り返すうちに小傷がすぐに表面を覆い始めます。

こう条件が重なってくるともうそのままの状態で組むわけには行かなくなり塗装する準備をしなければなりません。


リヤフェンダーも半分から前は艶消しブラックで塗装するのですが、後部はメッキを残す事を一時考え前だけカッターを使ってメッキをそぎ落としました。

しかし、やはり周囲にバリが有り、肉厚も厚い、最初からメッキに曇りが有り小傷が目立つなどの理由で結局前後フェンダー共々マフラーと同様の処理をすることにしました。

では早速メッキを落としてしまいます。


キッチンハイター原液に10分も漬け込むと綺麗にメッキは消えてしまいます。

でも、ピカピカのクロームメッキの下にはコーティング処理層が有り、キッチンハイターでは落ちません。
前もってカッターで下地まで剥がしたところは変化無し。

そこで何度も使い回しの薄め液に浸すと・・・、

早ければ数分の後モヤモヤと表面から剥がれていきます、マフラーの付近が既に剥がれ始めています。


漬け込んである容器の中で面そう筆などで擦れば綺麗にコーティングは落ちてプラモールドその物になります。


シンナーは暫く置くと下に剥がれた物質が沈みます、綺麗な(少し黄ばみますが)上澄みだけを専用ボトルに戻すと残った物質が現れます。
乾くのを待ってゴミ箱へ。


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