今日の夜、といってももう昨夜になりましたが、NHK総合で9時から放送したNHKスペシャル「日本国憲法 誕生」を見ました。すごく面白かったです。ビール飲みすぎの頭で必死に見ていました(夫は居眠り連続・・・)。
森戸辰男の憲法研究会の存在も知らなかったし、もともと、戦争放棄を言い出したのが幣原喜重郎だったということもびっくりでした。いま、国民投票をして憲法改正をと狙っている自民党の人たち、とくに間違った歴史意識を持っている現総理大臣に絶対に見せたい番組でした。GHQが日本に押しつけたなんて憲法の考え方はやめてもらいたいですね。
それに、押し付けてくれたものがものすごくよかったら、ありがたいことじゃないかしら?男女平等を盛り込んでくれた、レオ・シロタのお嬢さんのベアテさんが登場して、本当にうれしかったです。私は岩波ホールで、「ベアテの贈り物」というドキュメンタリー映画を見ました。彼女の強い意志がなかったら、私たちはまるで、イスラム圏の女性のように、参政権もなかったことでしょう。戦争直後も、日本人男性は、女性を劣った存在だと思っていたのです、馬鹿な戦争を起こしたくせにです!
改めて、今の憲法のすばらしさを再確認しました。あの戦争でどんなにくじけても、焦土から立ち直る勇気と希望があったのです。そして、二度とあの戦争はしてはならないというのは、戦後日本人、すべての願いではないでしょうか。感動のドキュメンタリーでした。