ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

ペット法要

2007年12月08日 16時32分38秒 | 日常

 先月亡くなった猫のじろべえの法要に、夫と二人で高尾霊園に行ってきました。たぶん、先月なくなったペットの飼い主たちが集まったのだと思います。総勢、150人が集合した、見事な?法要でした。
 高尾駅北口から、土日祭日だけはマイクロバスで送迎があり、私たちはそれを利用させてもらいました。天候に恵まれ、青空の中バスは狭い道を対向車があればどちらかが待機しながら快適に進み、曹洞宗高乗寺に到着したのは、11時の開始時間まで20分以上もありました。この法要に参加する場合は、受付で3千円のお布施を払います。金額が決まっているというのはいいことかもしれません。そして、飼い猫がどの祭壇にいるかを聞いて、席に着きました。じろべえの場合は、合同墓地なので、左側の祭壇でした。彼の骨壷は、一番上の段の左端とのこと。

 右側には、個別墓地の祭壇があり、そこにある骨壷のほとんどに写真と花が供えてありました。それと、お持ち帰りの骨壷も、右側です。
お坊さんが登場し、鐘を叩き、シンバルのようなものを使って音を出していました。この「にょうはち」という鳴り物、なかなか面白いです。曹洞宗の儀式、私はあまりなじみがないので、興味津々・・・。読経のときに焼香をし、それが終わると、ペットの名前が次々とお坊さんによって読み上げられます。犬から猫、そしてウサギ、鳥、小動物・・・。名前もいろいろあって、面白いものです。「じろべえ」というのも、恥ずかしいくらい面白がられたかも知れません。猫の名前で「アジ」というのは、楽しいですね。
ペットとの最後のお別れ、けっこう泣いている飼い主さんたちがいました。法要の後のお坊さんの説教、ペットとの出会いと別れ、出会えば必ず別れるという話、それも縁だといういい話を伺っているときに私もほろっとしてきました。
 帰りは、歩いて高尾駅まで行き、近くの手打ち蕎麦屋でそばと供養のお酒をいただいて帰りました。そうそう、高尾駅に戻る途中、なんと、ご近所の豪邸を設計した建築家の北園徹氏の「北園空間設計」がありました。ほほー、ここに住んでいらっしゃるのか、とびっくり・・・。自然一杯のいいところです。

 さらに驚いたことに、このお寺には、なんと寺山修司の墓と、ハルピン学院記念碑があるのです。夫いわく、猫たちはきっと寺山修司に遊んでもらっているよって。意外でした。今度行ったときはこのふたつ、必ずお参りしようと思います。

コメント
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