大好きなシギスヴァルト・クイケン率いるラ・プティット・バンドが存亡の危機に立たされているそうです。この世界大不況が、こういう老舗の音楽団体への助成金をカットし、素晴らしい音楽にまで大打撃を与えることになってしまうのです。
日本では、日産がリストラを発表し、野球チームやスポーツ活動にまで影響を及ぼし、スポーツ界も大打撃ですが、もうそれ以前に音楽の分野でも影響が相当あるみたいで、世界的にこうなってしまったことに唖然としています。
ラ・プティット・バンドのこの危機に対して、インターネットでは署名活動を行い、世界中から彼らを支援する動きが起きています。
その署名の中には、同じ古楽界で活躍する演奏家も入っています。私たちもぜひ、支援しようではありませんか!
署名のサイトは、こちらからお入りください。英語版を覗くと、少しでもわかりやすくなります。私も今朝、署名したのですが、時間かけすぎたせいか(英語で文章書かされて、とほほ)反映されませんでした。多分、提出してから確認のページになるのでしょうけれど、それがなかったから・・・。
クイケン兄弟は、世界の古楽集団の重要な位置にいて、常にリードしてきました。彼らに教わった日本人演奏家はたくさんいます。
つい去年、彼らの公開リハーサルを見たばかりだったのに・・。あの頃は、サブプライムの破滅もまだだったものね・・・。企業がどんどん文化的活動から撤退して国の援助も減って、音楽活動もできなくなるとしたら、こんなに悲しいことはありませんよ。有田正広さんの東京バッハモーツァルトオーケストラの東京での定演も、東京都の芸術劇場が支援して行っているのです。他人事ではありません。
支援の輪をひろげましょう、みなさんご協力、よろしくお願いします!!