食器棚などを整理していたのですが、ひょっこり出てきたものが、どうしても捨てられません。それは、夫が壊れても使っていた彼の弁当箱。3年間別居していたときも、せっせと自分で弁当を作って出勤していました。ごまこが、焼いた鮭を食べたのを取り戻してそれもまた弁当箱に戻して食べたとか・・・。職場での不協和音、スタッフとの軋轢、「仕事をやめたい「。「禁煙したら辞めてもいいよ」・・・。相当、つらかった職場で皆に背を向けて一人で食べていたお弁当。その壊れたお弁当箱は、どうしても捨てられない。
これは、私が死んだときに一緒に棺に入れて、焼いてもらおうかな。
うちは冷蔵庫の上に、タッパー(と言ってしまうけれど本当は別の名前があるんですよね)を積み上げています。青いふただけが残っているのを、なぜだったのか最近まで思い出せませんでした。あの世で食べ物に不自由しないようにと、本体部分に白いご飯を詰めて、いっしょに焼いてもらったのでした。だから、ふたが残っているのでした。
彼のいろんなものをたくさん捨ててしまいました。でも、弁当箱だけは、捨てられない。つらかった彼の証拠品だから。
昨日、私学共済から遺族年金証書が届きました。ごめんね、彼は、年金もらうまで生きていたいと訴えていたのに、私がもらうことになっちゃった。
職場でのストレス。私は異動当初よりは感じなくなったのですが、昨日、同じ立場の嘱託職員から、私と考え方があまりに違うのでストレスだと言われちゃいました。でも、考え方なんか、みんな違って当たり前だから、わたしは彼女との関係をストレスだとは全然感じていませんでした。
職場は、仕事の場であって、仲良しクラブじゃないんだもの。同じ考え方の人間が大勢いるほうが、私には、気持ち悪い。マイノリティーの人生だったからかな?