人生は、旅だという言葉もあります。私も旅は好きでした。2001年に最後の海外旅行をしました。頸椎炎やら腱鞘炎やら、ヘルニアの初期と言われた体には、ヨーロッパへの10時間以上の飛行機での旅はもう、厳しいし、大きなトランクを持ち歩く力もありません。
でも、楽しかったですよ。私は昔から、ヨーロッパにあこがれていました。30代で母をがんで亡くして、そのあとすぐくらいに、親友に誘われてパリに1週間、初めてのヨーロッパ体験をしました。まず、空気が違うのです。その後、アマチュア画家の父の代理でイタリア観光つきのカンヌに言ったし、島津睦子先生のパン教室師範科の終了後に、自分へのご褒美として、イタリアはシエナの料理研修に一週間の旅を2年続けていきました。最後が、2001年の1月の東欧3都市めぐりでした。
一人で言葉も不自由な外国に旅をするというのも、とても緊張しますが、面白かったですよ。菱になると、周りもとても親切にフォローしてくれるものです。常に笑顔。考えてみれば、笑顔が言葉の壁を取り払ってくれます。心の壁も取り除いてくれるかもしれませんね。
自分が楽しくなくては、人を笑顔にできませんよね。緊張するけれど、外に出よう!若者を、一人で旅に出よう。
最近は、そういう人が少なくなった気がします。一人だと、ネットカフェくらいにしか居場所がないような。みな、スマホばかり見入っていて、外の空気を感じない。CMはゲームの宣伝ばかり。スマホでしか人と話ができないの?
便利になればなるほど、感性が鈍ってくる気がします。地球の生態系をどんどん壊している人類、きっといつか滅びるでしょうね。美しい楽園の地球を、取り戻してほしい。