ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

違う曲なのに、曲名が一緒「死んだ女の子」

2015年06月12日 18時18分53秒 | 社会

 今日の夕刊に、核といのちを考えるというタイトルで、元ちとせさんの記事が載っていました。そして、子供のころよく聴いていた曲「死んだ女の子」を、彼女が歌ったというので、ユーチューブで聴いてら、まるで別の曲でした。

 私が聴いていたのは、「とびらをたたくのは私・・・、」からはじまる、6歳で広島の原爆で亡くなった女の子の歌詞でした。

 不思議だなー、と調べてみたら、この曲名では二つの曲があって、私が知っているのは、トルコの詩人ヒクメットのものだったのです。この辺の事情を、こちらで詳しく説明してくれています。

 私が聴いていた曲は、ユーチューブではどこにもありませんでした。でも、こちらにメロディーだけは載っていました。子ども心に、原爆のおそろしさと、少女の悲しさにとてつもない衝撃を受けていたのでした。

 二度と戦争に参加してはならない、その日本の平和憲法は、国民誰もが変えたくないと思っているはずです。

 反戦の歌で、同じように「死んだ男が残したものは」という、谷川俊太郎の歌詞の歌があります。こちらは、ベトナム戦争の時の歌だそうで、やはり胸が締めつけられるような内容です。

 日本は、加害者だということも、絶対に忘れてはならないのです。先日の新聞に載っていた沖縄の高齢女性の戦争の記憶では、 沖縄戦で日本軍と一緒に濠に入らされた時、いっしょにいた女性がおなかに黒砂糖を隠し持っていたのを日本兵(同じ日本人ですよ)にみつかり、森の奥に連れて行かれて銃声がした後、彼女は戻ってこなかった、という記憶。今でも戦時中のその恐怖から、発作が起きるそうです。

 黒砂糖のために、平気で女性を殺していたんです。本来は、国民を守るのが兵隊のはずがですよ。おそらく、沖縄戦の日本兵だったら、戦死していると思いますが、もし、生存しているとしたら、その罪を告白するべきではないでしょうか?

 物資補給はなく、略奪せよという無謀な計画をしていた日本軍、当然、許されるものではないのです。また同じような過ちを起こしかねない状態に、絶対にしてはならないのです。

 戦争は、平気で人を殺すのです。おかしくなるのは当然です。人を殺してまで生きる権利は、ないはず。でも、現実には今もこの地球で、命の値段が違っています。本当に悲しいです。

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