2004年に韓国で放送された人気ドラマを日本でリメイクするというのがTBS「ごめん、愛してる」です。そして今日、他にもスタートするドラマがあるので、私はフジの「警視庁いきもの係」を見ました。動物のことから事件を見るという面白い視点が、気に入りました。
そもそも、なぜほかの国で人気があったからと日本でリメイクするのか、私は理解できません。その人気ドラマをいっそのこと、その時間に放送すればいいじゃないですか。おなじストーリーでこちらの俳優を使って、それがいくらいいドラマになったとしても、それは「オリジナル」じゃないのです。オリジナルでドラマを作れなくなったら、もうおしまいでしょう。放送作家を目指した私としては、ここまで来たかという悲しい現実です。それは、小出恵介につぶされてお蔵入りになったドラマと同じくらい、残念です。
ドラマは、オリジナルでなければならないと、私は思っています。なぜ、おもしろいドラマが作れないのか、作れなくなったのか。
先日予約しておいたブルーレイが届いたドラマ「カルテット」は、本当に素敵なドラマでした。大好きでした。
今はテレビ以外にもいろんな娯楽があるから難しいとは思いますが、それは映画界隆盛の頃、テレビがスタートして徐々にテレビに映画界が食われていったことと似ています。でも、今も映画界はがんばっていますよ。
つまりは、テレビ局そのものに問題があるのでは?
昔憧れていた放送作家の向田邦子、倉本聰、山田太一、彼らはすごかった。向田邦子は、晩年の「阿修羅のごとく」や「あ・うん」が特に素晴らしかったし、倉本聰は、連続ドラマの最後の方の「優しい時間」「風のガーデン」、そして山田太一はそれとは逆に昔のドラマ「男たちの旅路」がよかったです。その後も、井上由美子の「きらきらひかる」は大好きでした。どなたの脚本家は調べなかったのですが、松嶋菜々子主演の「やまとなでしこ」は、あまりに人気のラブコメディーだったので、韓国でリメイクされました。でも、今はそれが逆の立場になっているわけです。
オリジナルで面白いドラマをなんで作れないのか、本当に残念です。日本のテレビではろくでもないバラエティー番組とろくでもないドラマにあふれていて、電源入れるのも嫌になる時代になったのか、ああ嘆かわしい。