ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

大河「篤姫」から10年かあ・・。

2018年04月05日 14時00分08秒 | 日常

 今期の大河「せごどん」は、どうしても「篤姫」とだぶってしまいます。登場人物が重なるし、同じ人が今度はこちらね?ということも多いから。

 10年前、まだカルテットに参加していたころ、ファーストヴァイオリンが鹿児島出身で、篤姫を放送中だったこともあり、メンバーで演奏旅行にでかけたのでした。私は小心者なので、本番に備えて指宿の砂風呂にも行きませんでした。好きなお酒も飲めなかったし・・。でも、確かにいい思い出になりました。帰ってすぐに、カルテットから抜けちゃったけど。

 篤姫は、宮崎あおいが主人公で、「せごどん」では大久保利通を演じている瑛太が、小松帯刀役でした。

 10年で、歴史研究も少しずつですが変わってきます。実は、坂本龍馬はそれほどの偉人ではなかったのではということもあるし、西郷隆盛よりもあまり研究されていなかった「小松帯刀」が実は相当な役割を担っていたのではと言われ始めました。

 大体、幕末の争乱を生き残って明治の元勲とか、明治政府で活躍した人たちって、正直、「ざこ」みたいなものじゃないかと私は思うのですよ。あえて活躍しなかった人もいるし。正直、私は伊藤博文が嫌い。薩長出身は、好きじゃない。島津斉彬だけ、例外です。

 官僚の鏡のようなっ人、川路聖謨の長崎・下田日記を読んでいます。彼と、勝海舟と(この人も評価が分かれますが)長岡の河合継之助、この3人は、私の中での幕末の三傑です。もっと評価されてしかるべきだと思う。吉田松陰なんて、ただのテロリストじゃなくて?

 10年なんて、あっという間ですね。

 川路聖謨は、ロシアのプチャーチンと外交交渉していますが、そのプチャーチンは長崎からいったん帰った後、再びディアナ号に乗って日本に現れ、伊豆の戸田村で難破しました。その時、安政大地震があり、戸田村もめちゃめちゃになったのをプチャーチンたちは、何かできることはないかと助けてくれたんです。うー、いい話だ・・。それが縁で、地震で壊れたディアナ号に変わって、日本の大工たちがプチャーチンが示した設計図を頼りにはじめて外国船を作ったのです。その戸田村は、私が子供の頃、家族で海水浴に行っていたのです、何年も。夫の家族も来ていたそうです。どこかで出会っていたのかもしれません。不思議な縁を感じます。

 この世に生まれたことも奇跡だけれど、ある人と出会って結婚するというのも、相当深い縁があったんだと思います。量子力学とかはわからないけれど、人との縁は宇宙的な確率での奇跡の出会いだと思います。生きていることも大切だけれど、出会った縁も大切です。人だけじゃないですね、何が好きかとか、何に興味を持つのかも、そうだと思います。もしかしたら、私は相当子供の頃から歴史に興味を持っていて、いまだに持ち続けている、還暦になっても。

 さて、例の下田日記をしっかり読まなくちゃ。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする