ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

朝日俳壇2月2日

2020年02月02日 17時46分34秒 | 俳句

稲畑汀子選

鳥の影よぎり障子に日の射し来          久留米市 谷川章子

 夏井いつき先生なら、映像が見えると褒めることでしょう。素敵です。

 

長谷川櫂選

佳き葡萄挿し木に挑む春隣り           美作市 石田晴彦

 これは、ワイナリーの話ではと思いました。佳き葡萄は、きっとワインを作るのでは、なんて想像しました。

 

大串章選

あきらめて狸に戻る狸かな            松江市 三方元

燈されて夜は夜の貌冬木立            さいたま市 齋藤紀子

 一句目、ユーモアがある句です。狸がかわいい。二句目、夜の樹木の様相が、昼とは違う様子がよくわかります。どこか幻想的ですよね。

 

高山れおな選

灯油売り「雪山賛歌」流し来る           平塚市 日下光代

おもしろや老人ホーム咳合戦            東京都 岸田季生

 一句目、流す音楽は「雪山賛歌」というのが、面白いです。ところ変われば、いろいろあるものですね。二句目もユニーク。咳合戦とは!新型ウイルスが猛威を振るっていますから、気をつけましょう。

 

 

 

コメント
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