ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

今日の書評から・・沖縄基地問題

2010年05月30日 10時06分54秒 | 社会

 購読している朝日新聞の日曜日の書評に、どうしても全文載せたい本の書評がありました。多くの人に読んでもらいたいので、引用します。

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 「密約 日米地位協定と米兵犯罪」  吉田敏浩著 毎日新聞社・1785円

 本書の最終ページを閉じたあとにすぐに浮かぶ話がある。「密室・隠蔽の戦後史」、そして果たして日本は真の独立国なのかとつぶやきが洩れる。
 この数年、密約といえば60年安保時、72年沖縄返還時の核持ちこみなどの4点を指すのだが、著者はそのほかにも日米間には重大な密約があるという。
 「日米地位協定に関する密約群」だと指摘し、この「群」の解剖を進めているのが本書である。日本に駐留する米軍の米兵犯罪が、「日本にとって著しく重要と考えられる事件以外は第一次裁判権を行使しない」との密約は、1953年の日米行政協定(現地位協定)第17条改定交渉にあたった吉田内閣以来続いてきたといい、そのからくりを国民に提示したいというのが著者の姿勢だ。外務省・法務省が、その密約をどのように隠し続けたか、とくに「法務省秘密実務資料」(米軍関係者の刑事事件を特別扱いするとの一連の資料)についての記述には改めて驚かされる。いちど国会図書館で閲覧され続けていたのに、2008年に突然閲覧禁止になったという。著者はその経緯や、この資料を始め、日本側の解説文書はアメリカ側文書とは異なり、巧みに文書をつなぎあわせていると明かす。
 「著しく重要と考えられる事件以外」は第一次裁判権の行使、不行使を、一定期間に通告しなければ、事実上裁判権は放棄したことになる。そのために本書で具体的に示される交通事故、殺人、レイプなどの被害者たちはこの密約のゆえにいかに悔し涙を流しているかがわかってくる。
 米兵犯罪に対して米軍はきわめて甘い判決しか下さない。軍法会議にかけられる例も少なく、大半は「裁きを逃れていた」。しかも日本の司法当局はその事実について正確につかもうとはしない。軍事優先が隠れ蓑になっている。
 本書は密約の矛盾や密約の政治力学などに正面から挑んでいる分、生硬な表現が目立つ。しかしその一字一字が私たちの時代の歴史感覚を問うていると思えば必読の書というべきである。 (評:保阪正康)

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 これを読んだ後で、普天間基地問題をもう一度、検証してみてください。米軍基地が自分たちの住む地域にあること、それがどういうことなのかをもっと私たちは現実として理解しなければならないのです。そして、いままで沖縄の人たちがどんな思いをしてきたのか、知らなければいけないことだと思います。

 まるでアメリカの属国のような日本の今の現状、なんとかできないものでしょうか?アメリカ国債の償還を求めましょう。武器なき平和を実現させましょう!

 イスラエルが核兵器保有に関して、まるで北朝鮮のような態度を取りましたよね。アメリカの後押しがあるとはいえ、国際的に許されることではありません。そのアメリカの属国みたいな日本は、一体どうしたらいいのでしょうか。日航ジャンボ機が墜落した場所を知っていながら日本に何も情報をくれなかった米軍です。守ってくれるわけないじゃないの。密約をすべて明らかにして、基地問題の終結を望みます。もう、基地はいらない!膨大な日本の軍事費を、すべて平和のために使ったらいかが?それなら、消費税を上げなくても子ども手当ても高齢者医療も充実できるのではないかしら。守るという名目で、手を血に染めてはなりません。きりのない喧嘩(戦争)に加わってはいけません。外交力でがんばりましょう!密約なんて、もってのほかです。

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