TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

郷ひろみの弟みたいな顔した従弟と登るシリーズ『妙義山』

2017年04月25日 | Weblog
久しぶりに郷ひろみの弟みたいな顔した従弟と山に行きました。
前々から約束していたのに、なかなか行けなかった妙義山に登りました。

妙義山はもう何回か登ってるけど、稜線ルートを歩くのは初めてです。
稜線ルートでは、過去に何度となく滑落などの遭難が起きています。

地元の人は『あんなところ登るもんじゃねぇ』と言います。
見るからにギザギザなあの山容は、やはり危険極まりない山ではあります。
ただ、岩場の表面を固めてあるので、慌てなければそんなに難しいことはないと思います。

妙義山は関東百名山の一峰でもありますし、僕としては登っておかなければならない山の一つでもありました。

『道の駅みょうぎ』で待ち合わせ、妙義神社から大の字経由で取り付きました。
辻から奥の院、見晴を経て相馬岳を目指しました。

いくつものアップダウンと激しく現れる鎖をたどって登って行きます。
僕は、ばね指を患っているので、鎖そのものを握れるかどうか不安でした。
そのため、25mロープをそれぞれ1本ずつザックに挟み込んで来ました。
念のためハーネスを装着し、スリングとカラビナで鎖にセルフビレイをとれるようにしてあります。

不安な降下は迷わずロープを出し、懸垂下降しました。
今日は人がほとんどいないので、ロープ出しやすかったです。

ロープのセットや回収の際、待っている人が『こんなところでロープだしてんの?』と思われたくないですしね。

予定通り相馬岳まで来ると、地元の消防の人が稜線ルートを歩いていたらしく、おそらく山岳連盟の方だと思いますが、ガイドしていました。
有事の際に備えてだと思います。
ご苦労さまです。そしてありがとうございます。
僕らも細心の注意を払って登って行こうと思います。

登山計画ではタルワキ沢に下山予定でしたが、余裕もあり条件もいいので堀切まで稜線ルートをたどることになりました。

ただ、その先の『鷹戻し』はキャンセルします。
僕の指がよくなれば挑戦してもいいかな?とは思いますが、鷹戻しをたどるにはさらにきちんとした装備と準備で臨まなければなりません。

堀切から中間道に入りました。
中間道は奇石群が素晴らしいので、従弟にも見せてあげたかったのです。

石門を抜け、やがて中ノ嶽神社に下山しました。

従弟は『すごく良かった』と喜んでくれました。
登山の経験も増し、自分で考える登山に変わって来ました。
もう一人で登っても大丈夫ですね。

最後はお決まりの温泉と蕎麦でしめました。
妙義山の桜はこれからますます山肌を飾ってくると思われます。
夏山の季節到来ですね。
コメント (3)
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京都一周トレイル エピローグ編

2017年04月25日 | Weblog
京都一周トレイル本コースを通しで歩き切った僕には、まだやらなきゃならないことがあります。
電車に乗って家に帰ることです。
家に帰るまでが登山ですから… と僕に言ってくれた人がいました。その通りですね。

まずこの時間では電車もないので、ひとまず一番お手軽な『ネットカフェ』を利用してみることにしました。
とりあえずこんな時のために調べておいたところに電話してみます。
『もしもし?こんな時間からでも利用出来るのですか?朝まで身体を横にしたいだけなんですけど。あの… ネットカフェ初心者です(笑)』

丁寧に説明してくれて、予約は出来ないのですが今のところフルフラットの部屋は空いていますよと教えてくれました。
飲み屋さん帰りの人を乗せるためか、駅からちょっと離れた道沿いにタクシーが数台停まっていました。
先頭のタクシーに声をかけます。
『乗せていただいてよろしいですか? 近いかも知れないんですけど』
『どうぞ乗って下さい。お客さん、そんな事言わないでくださいよ。私達は乗っていただいてなんぼですから』
おお、地元のタクシーなら頷いてお終いなところを優しく対応してくれて気持ち良かったです。

乗っている間、京都一周したことなどを話しました。わずかな時間ではありましたが楽しいお話をしながらネットカフェに吸い込まれました。

『こんばんは、電話した者です。ネットカフェ初心者です』
細かく説明してくれて案内してくれた彼も『大丈夫です、僕もこの仕事自体初心者ですから(笑)』と言ってくれました。

仕切られたスペースは寝るのにまったく支障がないレベルでした。
とりあえず、コーヒーを一杯。
その後身体を拭いて、着替えをして荷物を整理したらもう午前4時を回っていました。

とりあえず寝ます。
ゆっくり3時間ぐらい寝ようと思いましたが、スマホの目覚まし時計がいつもの時間に鳴ってしまい、2時間で起きることになりました。
そのままチェックアウトして、タクシーを呼んでもらいます。

流れ込むように黒塗りのタクシーが入って来ました。
ホテルマンのような帽子を被った白髪の紳士的な運転手が京都駅まで送ってくれました。なんか京都のタクシーは良い感じでした。

駅でおみやげを買いましたが、時間があまりないので良く見定めることが出来ませんでした。
新幹線の指定を取りましたが、かなりいっぱいでした。利用者多いのですね。

そして自宅に帰って真っ先に風呂です。
ゆっくり浸かって人間を取り戻しました。
マッサージチェアに身を沈めると、お決まりのように眠りへといざなわれました。
あんなに辛かったのに、帰ってくるとまた次の計画を練りたくなるものです。

最後に『おみやげだよー 』と言ってバナナチョコとイチゴの生八ツ橋を出しましたが、『京都行って八ツ橋買ってくるのは京都初心者なんだよ』と娘に言われました。そしてたった一つ食べただけで、残りの八ツ橋は僕の胃袋へと流れ込むことになりました。
おみやげって難しいですね。


おしまい。

歩行距離 85.2km
所要時間 27時間15分
総上昇高度 4,244m
総下降高度 4,259m
最高高度 792m
最低高度 26m
160,238歩
コメント (2)
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