9月下旬頃の本エッセイ集にて、私は5年に一度の運転免許証更新をするべきかせざるべきか、大いに悩んでいる趣旨のエッセイを公開している。
その公開直後に、gooブロガーでもあられる秋田県在住の医師・福田先生が、ご自身の「雑記帖」の中で以下の記事を公開されているのを発見した。
早速、その一部を以下に紹介させて頂こう。
9月13日(日)、私(福田先生)は県交通運転免許センターで運転免許証を返納してきた。
主たる理由は視力低下であるが、漠然とした事故の恐れも背景にあった。まだ1週間にも満たないが、車なしは不便を感じるものの、事故を起こす不安とは無縁の立場になった自身を感じて安堵している。
運転免許証は最も信用のある身分証明書として汎用されるが、返還時に運転経歴証明書の交付を受けた。身分証明書としては勿論のこと、これを提示すれば秋田県ではタクシーが10%、バス回数券が20%引きになるなどの各種の特典もついている。
秋田県警運転免許センターのまとめでは、1998年に始まった免許の自主返納制度は県内では増加傾向が続いてきた。
2017年に3550人を記録し、19年には一気に4495人を記録し過去最高を更新した。統計的には最近急増したが、その背景因子として池袋で2018年にあつた当時87歳の男性が運転する車が暴走して12入が死傷した事故などで、高齢ドライバーによる事故に関心が高まったことがありそうである。
高齢化が進む秋田県内でも、2018年交通死亡事故は39件で死者42人。このうち38.5%の15件が高齢運転者によって引き起こされている。高速道路の逆走事故もあった。
高齢ドライバーによる事故対策として、認知機能検査を強化する改正道路交適法が2017年施行された。2018年は約216万入が検査を受け、約5万4千人が認知症のおそれがあると判定された。最終的に医師に認知症と診断され運転免許証が取り消しになったのは5.0%にあたる1932人だった。
2019年の秋田県における自主的免許返上のうち 65歳以上の高齢者は96%を占めた。
年齢別にみると、60歳未満72人、60代425人、80代2077人、90歳以上が203人だった。
県警では返納手続き時に返納理由も尋ねている。それによると65歳以上の返納者で過半数2227件を占めたのが身体機能の低下、運転の必要がないが1256件、家族などの助言が689件と続いた。私の場合は身体機能の低下のためと申告したが、その内訳に関しては残念ながら統計がない。視力低下はどれだけいるのであろうか。
警察庁は認知機能に着目した仕組みは一定の効思をあげつつあるとしながらも、認知機能に問題がない高齢者を対象にした対策も進める必要がある、と検討していると言う。
主たる理由は視力低下であるが、漠然とした事故の恐れも背景にあった。まだ1週間にも満たないが、車なしは不便を感じるものの、事故を起こす不安とは無縁の立場になった自身を感じて安堵している。
運転免許証は最も信用のある身分証明書として汎用されるが、返還時に運転経歴証明書の交付を受けた。身分証明書としては勿論のこと、これを提示すれば秋田県ではタクシーが10%、バス回数券が20%引きになるなどの各種の特典もついている。
秋田県警運転免許センターのまとめでは、1998年に始まった免許の自主返納制度は県内では増加傾向が続いてきた。
2017年に3550人を記録し、19年には一気に4495人を記録し過去最高を更新した。統計的には最近急増したが、その背景因子として池袋で2018年にあつた当時87歳の男性が運転する車が暴走して12入が死傷した事故などで、高齢ドライバーによる事故に関心が高まったことがありそうである。
高齢化が進む秋田県内でも、2018年交通死亡事故は39件で死者42人。このうち38.5%の15件が高齢運転者によって引き起こされている。高速道路の逆走事故もあった。
高齢ドライバーによる事故対策として、認知機能検査を強化する改正道路交適法が2017年施行された。2018年は約216万入が検査を受け、約5万4千人が認知症のおそれがあると判定された。最終的に医師に認知症と診断され運転免許証が取り消しになったのは5.0%にあたる1932人だった。
2019年の秋田県における自主的免許返上のうち 65歳以上の高齢者は96%を占めた。
年齢別にみると、60歳未満72人、60代425人、80代2077人、90歳以上が203人だった。
県警では返納手続き時に返納理由も尋ねている。それによると65歳以上の返納者で過半数2227件を占めたのが身体機能の低下、運転の必要がないが1256件、家族などの助言が689件と続いた。私の場合は身体機能の低下のためと申告したが、その内訳に関しては残念ながら統計がない。視力低下はどれだけいるのであろうか。
警察庁は認知機能に着目した仕組みは一定の効思をあげつつあるとしながらも、認知機能に問題がない高齢者を対象にした対策も進める必要がある、と検討していると言う。
(以上、「福田先生の雑記帖」より一部を引用させて頂いたもの。)
福田先生のこのブログ記事を読ませて頂いた後、私はますます免許証更新に関して悩んだ。
免許証返納時に「運転経歴証明書」とういう書面が交付されるとの話は郷里の実母から聞いて知っていた。
それが「身分証明書としては勿論のこと、これを提示すれば秋田県ではタクシーが10%、バス回数券が20%引きになるなどの各種の特典もついている。」との特典があるのを、福田先生の記事を読ませていただいて初めて知った。
我が心は、その後完全に「免許証返納」に傾いた。
都会の交通機関やタクシーを頻繁に利用している身として、それらの割引特典があるというのは魅力的だ。😍
そして上記福田先生の記事によれば、60代の返納者も少なからず存在するとのこと。 更には免許証返納理由の中で「運転の必要が無い」との回答も少なくないことを読ませて頂き、これに該当する私としては返納に向けて大いなる勇気を得た。(いや正直に言うと、返納したい真の一番の理由は「運転が怖い」なのだが…)😖
さて、その後義母の病院付添いや施設訪問、はたまた義母所有賃貸物件の入居者退室処理等の生業で多忙が続き、“免許証更新か否か?”の課題に関しては後回し措置を執っていた。
急に「免許証更新」を決定するに至ったのは、一昨昨日賃貸物件の退室処理から帰宅した時だ。
何故か我が気持ちが「更新」に急激に傾いた。
あの心理の変化は自分でも不可思議だが、おそらく久々に賃貸物件退室業務との“仕事らしい仕事”をしたからであろう。 現役バリバリに頑張っている不動産管理代行業者やリフォーム会社の若き現役世代相手に、賃貸物件オーナーとして交渉をしたことがきっかけで、「運転免許証は持っているべき!」なる積極的発想に我が心が転換したのだろうと想像する。 おそらく、未だ60代半ばにして現役で活躍し続けたいなる気持ちが、我が内面に蘇ったのであろう。
だからといって我が専門分野を顧みるに、決して“車の運転”が必要な訳ではない。
ただただ、「運転免許証を手放すこととは老齢域に入る証」なる我が内面にふと生じた“邪心”を打破したかったのだと結論付ける。
そして昨日、私は私鉄西武線に揺られて運転免許証更新センターへ出かけた。
あいにくの雨だが、更新センターを訪れている更新希望者は数多い。
コロナ対策もあり、特に「講習」を受けるのに長時間待たされた挙げ句。
帰り際に配布された真新しい「運転免許証」の我が写真を見て、愕然とさせられた…
(5年の年月とは、人をこれ程までに老けさせるものかと……)😭