原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

高2生・アイちゃんとの出会い ー vol.1 ー

2020年02月19日 | 人間関係
 (冒頭写真は、我が高校教師時代に生徒達から貰った手紙・葉書類の一部。)

 
 今回のエッセイ主役であるアイちゃん(仮称)から届いた手紙類を探そうとして、これらが出てきた。  この中にはアイちゃんからの数回にわたる手紙類が無いということは、おそらく別の場所に保管してあるのだろう。 
 それにしても、私は何とも可愛い生徒達に恵まれながら、実に楽しく有意義な教員時代を過ごせたと言えよう。


 上記写真内から一部を紹介すると。

 上手な絵入りの葉書があるが、これは美術部に所属していた女子生徒からもらった年賀状のようだ。 この子、絵が上手いのみならず十分に優秀な生徒だった。 私が勤務したのは「底辺校」(失礼な表現をお詫びします。)ばかりなのだが、何故こんな優秀な子がこの高校へ入ったのだろうか?? と首をかしげる生徒も多かった。 

 その優秀生徒のもう一人である男子生徒より貰ったのが、その右隣の達筆年賀状だ。  この男子生徒のリーダーシップ力は凄かった!  私がワル生徒(とは言えども皆いい子ばかりなのだが。)の扱いに困惑している時に、よく“助け船”を出してくれたものだ。 教師である私の話は聞かないが、信頼出来る同僚の指示には従う、生徒間ではその図式で十分ではなかろうかと今でも思う。

 絵入り葉書の左上にある手紙は、1年間のみ勤務した私立女子高校を卒業した生徒からもらった。
 Dear 〇ちゃん!(私のこと)  で始まる手紙だが。
 マジメに授業きいてたじゃん。 そのわりにはテストは悪かったけど。 今は卒業して一人暮らしです。  卒業して1ヶ月もたっちゃんだよね。 新学期になっても〇ちゃん(私のこと)の顔みれないなんて、淋しい(涙)  でも絶対、〇ちゃんに会いに高校まで行くから、私のこと忘れないでちょーだいよ。 
 今も学生なんだ。 〇ちゃん、これからも応援してね! 励みになるから。 学ッコが辛くなったら、〇ちゃんに会いに行く! 絶対私のこと、忘れないでね! 
 1年だけだったけど、商業法規の授業、楽しかった!! ありがとう、〇ちゃん!
 いつまでもあの明るい笑顔と優しい〇ちゃんでいてね!
  (以上、卒業生からの手紙内容を紹介したもの。)
 この手紙をもらって、卒業写真を探したのだが…  申し訳ない事に、どうしても当該生徒のことが思い出せない…  おそらく実際“いい子”だったのだろう。 ワル等問題生徒のことはよく覚えているのだが…
 返答を書こうとしても、その生徒像が思い浮かばない事には内容に真実味がなくなるであろうし。  後回しにしつつ、後ろ髪をひかれつつ、そのまま放置してしまっている。  今から返事を書こうにも、とうの昔に転居しているだろうし。
 何とも罪作りな元教師の私だ… 本当にごめんなさい。

 バレエシューズの写真入り封筒は、やはり私立女子高校生徒からの手紙だ。 この子はクラシックバレエを習っていたことを、今でもよく覚えている。


 みんな、笑顔だけが取り柄の〇先生(私のこと)に十分に懐いてくれて、ホントありがとう!! お陰で、こちらこそが十分に充実した楽しい高校教師時代を過ごせたよ!


 アイちゃんの事を綴ろうとして、どうやら時間切れだ。
 続きは後程(後日?)公開しますので、お楽しみに! 
 

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