原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

都心一等地の参院宿舎と庶民経営賃貸物件の家賃がほぼ同額だと?!?

2019年12月10日 | 時事論評
 本日午前中、我が家の義母所有賃貸物件の「入居申し込み書」が届いた。


 それと時を同じくして、本日2019.12.10付朝刊に、「参院新宿舎 3LDK15万円」と題する記事を発見した。

 その記事と同内容のネット情報を、以下に転載しよう。
 
 建て替え中の参院清水谷議員宿舎(東京・紀尾井町)の家賃が月額で10万~15万円台に設定されることが分かった。 周囲は高級ホテルなどが立ち並ぶ一等地。50万円前後とされる同水準の民間賃貸マンションの相場と大きく離れており、「議員特権」として議論を呼びそうだ。 
 (参考資料 : 参院議員所得 平均2657万円 )
      新宿舎は8階建てで56戸。 地下鉄丸ノ内線の国会議事堂前駅の隣駅である赤坂見附駅から近く、「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」や「ホテルニューオータニ」の目の前にある。 建設費は約50億円で、来年2月の完成後、入居が始まる。都内や近郊に住居を持たない議員が入居できる。
 新宿舎の間取りは、3LDK(81平方メートル)と1LDK(56平方メートル)の2種類。 月額の家賃は3LDK15万8006円、1LDK10万9239円とする。 当初はそれぞれ約13万円、約5万円に設定する予定だったが、格安批判を懸念し「値上げ」した。
 宿舎周辺の不動産業者によると、同地域で80平方メートルのマンションを借りる場合、月額40万~60万円が相場。「住環境が良いため、新たな物件が出ると申し込みが殺到する」という。
 現在使われている参院麹町議員宿舎(東京・麹町、146戸)の家賃に関しては、老朽化が進んでいることを考慮し、当面は据え置く方針だ。 
 (以上、ネット情報より転載したもの。)

 続けて、朝日新聞より追加文面を引用しよう。

 議連では「もっと高額にするべきだ」との意見も出たが、他の宿舎同様に国家公務員宿舎の家賃基準に準ずるべきだと判断した。 
 現在も使われている「麹町議員宿舎」の家賃は広さに応じて約4万5千~9万2千円だが、現行のまま据え置く。
 (以上、朝日新聞本日の記事より一部を引用したもの。)


 義母所有物件に話を戻そう。
 
 午前中に届いた不動産管理会社からの「入居申し込み書」関連のメールを公開すると。
 本日、正式に入居申み書が受理されましたので、お知らせします。
 お客様の入居申込みカードを添付致します。
 (既に保証会社の審査は通過しております。)
 【賃貸条件】
  敷金:1ヶ月 礼金:1ヶ月 
  賃貸料:160,000円 共益費:〆 
  始期日:12/22 
 こちらのお客様で契約を進めさせていただきます。
 また何か進捗ございましたら、ご連絡させていただきます。
  (以上、メール内容の一部を紹介したもの。) 

 私事に入るが。

 庶民零細賃貸物件を入居者募集に持ち込む場合、それに先立ち、まとまった金額の投資費用が発生する。  今回の3LDK物件の場合、付加価値を付ける目的で大規模リノベーションを実施した。 その費用総額が170万円近く発生している。
 家賃16万円で賃貸しても、その費用額回収のため1年近くがかかる計算となる。 その間は実質収入ゼロ状態を強いられる。
 これぞ、庶民零細賃貸業者の実態だ。😭 


 最後に私論でまとめよう。

 それに比し国会議員宿舎の場合、その建設費用や改築費用は当然のことながら国民の血税より全額が拠出されている。
 
 何ですって?  都心一等地紀尾井町の建て替え新築物件80平米3LDK物件の家賃がわずか月額15.8万円だって??  しかも当然ながら「敷金」も「礼金」も一切発生しないのだろ??
 まさに、「議員特権」との批判が世間から殺到して当たり前だ!
 年収額2~3千万円の国会議員歳費特権に与っておきながら、少しは恥を知ったらどうなのか?!!😡 
 遠隔地に自宅がある国会議員達のための議員宿舎だというが、今後は身銭を削って民間賃貸物件を借りれば済む話だろう?!?

 もうそろそろ、国民の血税より「議員特権宿舎」を提供するのは中止にするべきだ!

 何なら、国会議員のアンタ達に交通の便がよい義母所有賃貸物件を貸してやってもいいぜ。😉        

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