今朝我が「原左都子エッセイ集」編集画面を開いたところ。
医学関係者である原左都子が2014年から2015年3月頃にかけて十数本連載した「STAP細胞事件」に関連する医学カテゴリーエッセイに、沢山の閲覧を頂戴していた。
それらを一気に自分で読み直してみると。
2014年と言えば、今から8年前。
この私も医学分野にて実験研究にかかわった時期から今ほどの年月が経過していなかったこともあり、随分と首尾一貫した医学論評が叶っているのに、自分でも驚いた。
こちらが、昨日2022.09.16のPopular Entiries 。
2014年当時に公開した、「STAP細胞事件」関連エッセイをまとめたバックナンバーがあるため、その部分も以下に再掲載しよう。
2月3日 「実験好きと理系頭脳とは相関し得るのか?」
3月12日 「STAP細胞騒動は基礎研究体質のいい加減さを露呈した」
4月3日 「STAP騒動、私なら未熟者扱いされるより捏造を認めたい」
4月10日 「4/9小保方会見、むしろ科学者として墓穴を掘った」
5月10日 「5/8理研調査委『STAP論文取下げ』記者会見を論評する」
5月21日 「小保方論文“切り貼り”は何故『改ざん』と確定されたか?」
6月4日 「STAP論文すべて撤回で、今後の小保方氏の行く末は?」
6月14 「理研の新法人化は当分棚上げにするべき」
7月2日 「小保方氏って、未だ理研から給与貰ってるの?」
7月29日 「小保方氏はもはや不正疑惑から逃れられない」
8月5日 「笹井副センター長自殺はSTAP不正を証明したも同然」
10月25日 「STAP事件は“必然”だったか“偶然”だったか!?」
3月12日 「STAP細胞騒動は基礎研究体質のいい加減さを露呈した」
4月3日 「STAP騒動、私なら未熟者扱いされるより捏造を認めたい」
4月10日 「4/9小保方会見、むしろ科学者として墓穴を掘った」
5月10日 「5/8理研調査委『STAP論文取下げ』記者会見を論評する」
5月21日 「小保方論文“切り貼り”は何故『改ざん』と確定されたか?」
6月4日 「STAP論文すべて撤回で、今後の小保方氏の行く末は?」
6月14 「理研の新法人化は当分棚上げにするべき」
7月2日 「小保方氏って、未だ理研から給与貰ってるの?」
7月29日 「小保方氏はもはや不正疑惑から逃れられない」
8月5日 「笹井副センター長自殺はSTAP不正を証明したも同然」
10月25日 「STAP事件は“必然”だったか“偶然”だったか!?」
上記の中から、2014.7.29公開「小保方氏はもはや不正疑惑から逃れられない」の一部を、以下に再掲載させていただこう。
7月27日夜9時からNHK総合テレビにて放送された NHKスペシャル 「調査報告STAP細胞“不正の深層に迫る 疑惑の論文を徹底検証」 を、元科学者の端くれの私は当然ながら視聴した。
全体的な印象としては特段のトピックス的話題はなかったものの、さすがにテレビ報道番組だけあって、よくぞこの場面を撮影出来たものだとのサプライズ感は十分に得られた。
報道内容の一部を、私論を交えつつ以下に振り返ってみよう。 (ただし我が簡易メモと記憶のみに頼るため、内容に誤りがある恐れが否めない点をあらかじめお詫びしておく。)
小保方晴子氏が、現山梨大学生命環境学部附属ライフサイエンス実験施設長・教授、理化学研究所客員主管研究員であられる 若山照彦氏 と知り合ったのは、2010年夏の事だったらしい。
その時、若山氏はハーバード大学研究室帰り直後の小保方氏を、(私論だが)“ただそれだけの理由で何の根拠もなく”「優秀な研究者」とみなしたようだ。 そして(後で思えば不正だらけの)STAP研究以外には何らの実績もない小保方氏との若造研究者に、自分の研究室の隣に個室研究室を与えた。
全体的な印象としては特段のトピックス的話題はなかったものの、さすがにテレビ報道番組だけあって、よくぞこの場面を撮影出来たものだとのサプライズ感は十分に得られた。
報道内容の一部を、私論を交えつつ以下に振り返ってみよう。 (ただし我が簡易メモと記憶のみに頼るため、内容に誤りがある恐れが否めない点をあらかじめお詫びしておく。)
小保方晴子氏が、現山梨大学生命環境学部附属ライフサイエンス実験施設長・教授、理化学研究所客員主管研究員であられる 若山照彦氏 と知り合ったのは、2010年夏の事だったらしい。
その時、若山氏はハーバード大学研究室帰り直後の小保方氏を、(私論だが)“ただそれだけの理由で何の根拠もなく”「優秀な研究者」とみなしたようだ。 そして(後で思えば不正だらけの)STAP研究以外には何らの実績もない小保方氏との若造研究者に、自分の研究室の隣に個室研究室を与えた。
その個室研究室映像をNHKテレビで実際に見て、私は実に驚いた。
この「小保方個室」こそが、STAP不正騒動の着火点、諸悪の根源ではなかったかとの思いと共に…。
私事を語ると、元科学者の端くれである私も個室研究室や実験室での作業経験が過去に於いて多々ある。 一つの実験・研究プロジェクト課題を達成するに当たり、ある一定期間個室実験室内で一人で研究に励む事は官民問わずよくある事だ。
ただその場合重要なのは、プロジェクト目標に向けての計画進捗度合いや達成度の確認、一人で実施した実験内容に関するプロジェクト内での検証作業である。 そのため、例えば1日に一度はプロジェクトメンバーが集結してその状況を確認、話し合う場が設けられたものだ。
さて、若山氏と小保方氏の間ではそのような会合の機会があったのだろうか? NHK映像で見た閑散とした風景の理研内個室に於いて、もしや未だ若き小保方氏は科学者として未熟な身にして、日々ただただ孤立感を深めていったのではなかろうか…
「STAP細胞は存在するか?」
この絶対的命題に関するNHKの取材及び映像も的を射ていたと、私は評価する。
NHKはこれに関して100名を超える科学者達を取材したようだ。
その取材力の賜物として、NHKは小保方研究室内で見つかった「ES細胞容器」の出どころを突き止めたようだ。 ここでは詳細記述は避けるが、理研所属研究員によるその出どころの証言は信憑性が高いと私も評価する。
あるいは、小保方ネイチャー論文に関する科学者達の検証場面の映像も、大いなる信憑性があると私は支持する。
小保方ネイチャー論文に関しては、一般発表によるとその一部のみに「捏造」「改ざん」があったと結論付けられているが、その実7割を超える画像に不正があるとの指摘を、NHKが科学者達の検証場面の映像と共に紹介した事実を私は評価したい。
NHKの取材は、小保方晴子氏を大々的に取り上げ世に売り込んだとも言える笹井氏にも及んでいた。
笹井氏なる人物こそが、若き小保方氏を利用して自らの利益(例えば将来の「ノーベル賞」受賞等)を得ようと企んだ張本人ではなかろうかと、私も以前より感づいていた。
NHKの取材によると、笹井氏とはES細胞分野で名を挙げている科学者にして“マルチタレント性”があるとの事だ。
そこで小保方STAP研究にその“力量”を発揮して、ネイチャー論文として仕立て上げ、自分こそが「STAP特許」でも取ってその後「ノーベル賞」に発展させれば、今後国家からの理研への膨大な資金援助にもつながると企んだとの原左都子の理解でもある。
理研神戸センターの重要人物である、笹井芳樹氏に関するウィキペディア情報の一部を以下に紹介しよう。
笹井 芳樹(1962年)は日本の医学者、研究者。京都大学博士。 神経系の初期発生の遺伝子・細胞レベルの研究者として知られる。世界で初めてES細胞による網膜の分化誘導に成功し、立体的な網膜を生成することにも成功した。
京都大学助教授、教授、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(Center for Developmental Biology)グループディレクター、同 副センター長を歴任。受賞実績多数。2014年のSTAP研究不正事件では、様々な責任が追究されている。
(以上、ウィキペディアより一部を引用。)
NHK報道によると、笹井氏とは国家から「プロジェクトマネー」が取れる類まれな人物として、理研神戸センター(CDB)長である竹内氏らも大いなる期待を寄せられているらしい。
理研神戸センター長の立場としては、今後も事件解決を先送りして、神戸センターの存続を望みたいとのNHKの報道だが…。
世論を知るすべもなく、何だかもの悲しい結論を理研神戸センター(CDB)は求めているようだが……
ただ未だ若き小保方晴子氏の未来を見つめた場合、ご本人よりの「科学者としての未熟さ」故の失態との訴えこそが正しい結論と受け止めて済む話なのだろうか??
小保方氏の科学者としての資質(の無さ)に関しては、現在まで誰からも適切な指導を受けていない氏のその実態を、理研からまんまと利用された事は間違いないであろう。
そうであるならば尚更、もしも今一度小保方氏が本来あるべく「科学者」として人生を出直したいのであれば、ここはきっぱりと「理研」を自主退職して欲しいものだ。
いつまでも科学素人弁護士氏に頼っていたとて、らちが明かないであろうに……
そして忌々しいまでの理研騒動に巻き込まれない新天地で、ご自身の科学力を今一度一から磨き直しては如何なのか!?
(以上、「原左都子エッセイ集」バックナンバーより再掲載したもの。)
その小保方晴子氏が、少し前に都内名店にて「パティシエ」として勤務しているとの情報も得た。
その報道をみて実に驚くと同時に、私は思った。
やはりこの方って、元々医学には“ずぶの素人”だったのだろう。その身で、単に実験の腕がよかったのと、笹井氏(上記を参照下さい)に“溺愛”されたがばかりに再生細胞実験を任され、ネイチャー論文(後に取り消し処分)を小保方氏の氏名にて提出してもらうとの厚遇を受ける始末…
ただ、そもそも医学界で不正がいつまでも認められ続ける訳もなく、結果として笹井氏は理化学研究所の階段にて首吊り自殺。(再生細胞研究界においては、惜しい人材を失ったとの結末だが…)
小保方氏もその後姿をくらましたかと思ったら、上記の如く“パティシエ”になったとの情報も出て。
実はこの私は、この報道に一番驚かされた。
医学界で自身の業績を積んだ身の人間がいくら手先が器用とて、趣味でお菓子を作ることはあれども、絶体絶命の立場であれ「パティシエ」になることはあり得ない!! (それは、誤解を恐れずに言うと「医学関係者」としての揺るぎないプライドがある故だ。)
まさに小保方氏が「パティシエ」になった時点でこの事件が完全に一件落着した感が、原左都子にはある。