言い古された事かも知れないが、九条や平和問題の催しに参加して感ずるのが、分かり合える世代の狭さ、出席者の老齢化の問題である。
戦争の悲惨さを直接体験した七十代以上の方は護憲・改憲の主張は違っても関心を持たれ、積極的に語ろうとされる事が多い。
六十代は幼児・少年期を戦争末期から終戦の真っ只中を過ごした間接的体験の世代で、身内や知り合いの体験も身近にあり、戦争についてはそれほど他人事でなく話し出せて、話す材料も持ち合わせている。
しかし それ以外の世代、とりわけ間接体験者を親とする四十代以降は、完全非体験者であり、戦争は教科書で学ぶものに過ぎなかった。そして、親から戦争について話しかけられた体験もそれほど多くは無さそうである。(自分や友達の話から推察すれば)
さて 戦争・反戦の伝承がなかなか進まないのは何故だろう。とりわけ間接的体験者から完全非体験者への伝承が困難なのは何故なのか。
近年の改憲・軍国化の勢いを目の当たりにする時、伝承の不足を痛感せざるを得ない。
今こそ、問題をしっかり分析し方法・展望をみつけないと手遅れになりそうな気までするのだが。
戦争の悲惨さを直接体験した七十代以上の方は護憲・改憲の主張は違っても関心を持たれ、積極的に語ろうとされる事が多い。
六十代は幼児・少年期を戦争末期から終戦の真っ只中を過ごした間接的体験の世代で、身内や知り合いの体験も身近にあり、戦争についてはそれほど他人事でなく話し出せて、話す材料も持ち合わせている。
しかし それ以外の世代、とりわけ間接体験者を親とする四十代以降は、完全非体験者であり、戦争は教科書で学ぶものに過ぎなかった。そして、親から戦争について話しかけられた体験もそれほど多くは無さそうである。(自分や友達の話から推察すれば)
さて 戦争・反戦の伝承がなかなか進まないのは何故だろう。とりわけ間接的体験者から完全非体験者への伝承が困難なのは何故なのか。
近年の改憲・軍国化の勢いを目の当たりにする時、伝承の不足を痛感せざるを得ない。
今こそ、問題をしっかり分析し方法・展望をみつけないと手遅れになりそうな気までするのだが。
