ロシア疑惑担当のトランプの弁護士団の代表が辞任したこと周辺を、前回は書いた。モラー特別検察官のトランプ任意聴取を受けるなという弁護士団の進言が、トランプに拒否された事が原因。この件でも、その他閣僚、側近がどんどん辞めていくことでもトランプの独善性が示されているが、以下はそれよりも遙かに大きいこの独善の仕業と言える。彼が行いつつある凄まじい保護貿易主義のことだ。世界相手のこの輸入制限についても、アメリカ国家経済会議の委員長がこの度排除されたという。
保護貿易主義とは、20世紀の二つの大戦などの歴史経過を知っている人間なら誰でも分かるように、世界大戦の原因になったようなことである。世界的不況を招くからと国連世界貿易機関が禁じているような貿易措置を平気でやる。すると禁輸合戦(の悪循環)が始まっていく。世界の株価が急に下がり始めているのは、そのせいだ。揚げ句の果ては、国々がブロックを組んで敵対し合い、経済・報復合戦。今世界はそんな瀬戸口に立っている。
因みに今回は、アメリカとブロックを組んでくれる先進国は日本ぐらいだろう。短期資金投資などの金融(自由主義)で搾取をされた上に、物貿易は逆に自分勝手に制限されるというのでは、どこの国が付いていくかという問題である。
すると今後の貿易悪循環対立・収縮から最終的にものを言うのは、初めは暗黙にものを言わせる事も含めて、軍事力。第二次世界大戦では、日独がこれをやり始め、結局は、満州事変やポーランド電撃作戦になっていった。
相互理解や理屈ではなく、金で人の頬をひっぱたいて言う事を聞かせてきたやのトランプである。力でもって私利を露骨に押し出し、通す事ばかりに励んできたのだろうが、人類史などにも無知なのだろう。イラク戦争とサブプライムバブル弾けという世界大恐慌並みの最悪の時に、よりによってとんでもない人物が米国大統領になったものだ。フランスやベルギーの大統領でさえすでにこう語っている。
「頭に銃を突きつけて、さー交渉しようと言ってきた」
言う事を聞け、さもないとこの銃を撃つぞと、今回のアメリカの輸入制限表明を「頭に突きつけた銃」に例えている。輸入制限、つまりこの銃を無視すれば、相互貿易制限という銃の撃ち合いが始まることになる。すると世界の株価など下がっていくばかりで、失業者がどんどん増えていくだろうが、トランプがアメリカ内でさえどの株が下がり、どれが上がっていくかなどを十分に計算しているとは到底思えないのである。例えば、徹底自由化を望んできた金融株やIT関連株などは下がっていくのが必然である。これらの「輸出」を他国によって制限された時に、アメリカはどう立ちゆくつもりなのだろうか。
保護貿易主義とは、20世紀の二つの大戦などの歴史経過を知っている人間なら誰でも分かるように、世界大戦の原因になったようなことである。世界的不況を招くからと国連世界貿易機関が禁じているような貿易措置を平気でやる。すると禁輸合戦(の悪循環)が始まっていく。世界の株価が急に下がり始めているのは、そのせいだ。揚げ句の果ては、国々がブロックを組んで敵対し合い、経済・報復合戦。今世界はそんな瀬戸口に立っている。
因みに今回は、アメリカとブロックを組んでくれる先進国は日本ぐらいだろう。短期資金投資などの金融(自由主義)で搾取をされた上に、物貿易は逆に自分勝手に制限されるというのでは、どこの国が付いていくかという問題である。
すると今後の貿易悪循環対立・収縮から最終的にものを言うのは、初めは暗黙にものを言わせる事も含めて、軍事力。第二次世界大戦では、日独がこれをやり始め、結局は、満州事変やポーランド電撃作戦になっていった。
相互理解や理屈ではなく、金で人の頬をひっぱたいて言う事を聞かせてきたやのトランプである。力でもって私利を露骨に押し出し、通す事ばかりに励んできたのだろうが、人類史などにも無知なのだろう。イラク戦争とサブプライムバブル弾けという世界大恐慌並みの最悪の時に、よりによってとんでもない人物が米国大統領になったものだ。フランスやベルギーの大統領でさえすでにこう語っている。
「頭に銃を突きつけて、さー交渉しようと言ってきた」
言う事を聞け、さもないとこの銃を撃つぞと、今回のアメリカの輸入制限表明を「頭に突きつけた銃」に例えている。輸入制限、つまりこの銃を無視すれば、相互貿易制限という銃の撃ち合いが始まることになる。すると世界の株価など下がっていくばかりで、失業者がどんどん増えていくだろうが、トランプがアメリカ内でさえどの株が下がり、どれが上がっていくかなどを十分に計算しているとは到底思えないのである。例えば、徹底自由化を望んできた金融株やIT関連株などは下がっていくのが必然である。これらの「輸出」を他国によって制限された時に、アメリカはどう立ちゆくつもりなのだろうか。