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日本官僚の鏡たち・・・?    文科系

2018年03月01日 10時05分10秒 | 国内政治・経済・社会問題
 本日直前のエントリーで、駐米大使・佐々江憲一郞氏の脳天気さを描いた。佐川国税庁長官が世の話題をさらっている今でもあることとて、日本官僚の「上にはヒラメ」にして、「国民には傲岸不遜」という言動をもう一例上げてみたい。以下は、安倍政権の下で新設された国家安全保障局の初代局長に就任した谷内正太郎氏が、13年の中日新聞ロングインタビューに語ったすっとぼけた言葉を論評したものである。以下に証明するように本当にすっとぼけた内容を吐いているのに、ご本人だけがそのことに気づいていないというのかどうか、笑えてくる話なのである。
 

『 なんと愚かな「国防」人事! 文科系 2014年01月16日 | 国内政治・時事問題

 新設された国家安全保障局の局長に、谷内正太郎氏が着いた。去年新春の中日新聞で、内閣官房参与(元外務次官)として以下のようなインタビューを語った人だ。その末尾のこんな言葉から彼の人格が分かるのだが、こんなイーカゲンな人が国家防衛の中枢?! まるでペテン師のような人格、お人だと思う。こんな人物を内閣の「目玉」新施策の責任者にする?! 日本、安倍内閣って本当にトロイ国、政府だなと思うしかない。
(中略)
『集団的自衛権については、自らが攻撃された時は他の国に助けてもらう、その国が攻撃された時は「われ関せず」という態度は責任ある大国としてありえない。集団的自衛権は国家の品格、品性に関わる問題だ。米国も、そのような日本の貢献を期待している』
 谷内氏は「国家の品格、品性」などと語ったが、相手を見て物を言えと言いたい。
 最近の米国というのは、嘘の理由で国連の反対を押し切って有志国だけでイラク戦争を起こした国だ。この戦争で無数の自国、他国の50万人だかを殺し、後になって大統領が『あれが嘘だとは全く知らなかった』とテレビで堂々と泣き言を語った国だ。因みに、我が日本政府・外務省は、嘘の理由に丸め込まれて参戦し、莫大な出費で今問題の国家累積赤字をさらに積み上げることになったのだが、なお「もっと汗も血も流せ」などと侮蔑的言葉まで浴びせられたのだった。こんなふうに二重に踏みにじられた侮辱について、外務省などからその後、何か釈明とか、相手への抗議でも、あったっけ?

 さて、こういう相手に「国家の品格、品性」をもって対せなどとは、馬の耳に念仏、蛙の面にナントカで、一銭つぎ込む価値もないどころか、ペテンに掛けられるのが落ちというもの。谷内さんに尋ねたい。集団的自衛作戦に品格をもって付き合っていく今後に、またしても嘘の理由で戦争を起こされて、日本や世界の若者などが「嘘の大義」のために殺されることはないという保証がどこにあるんです? そういう保証をどこで確認できたのです? 当方が品格をもって遇するべきは、品格のある相手でしょう。こんな重大な背信行為国相手に「国家の品格、品性」を国民にお説教とは。貴方のこの言葉、まるで騙りのようなものだ。

 さらに加えるに、こんなトロイ言葉を新聞という公器でもって不特定多数国民に説いて恥じないこの神経! これは、凄く意識して国民にお説教しているのである。これほどアメリカにコケにされてもなお「着いていきます」と応え、「それが品格(婦徳)だ」と子ども(国民)に説く健気妻! 放蕩亭主アメリカにすがりつき続けるどんなアホ妻なのかと、その顔が見たくなった。こんなのが、外務次官! 外務省ってこんなのばかりなのだろう。一時マスコミで騒がれたことだが、ほとんどの国の日本大使館に超高級ワインを山のように揃えて国家の金でただ酒飲んでいると、こういう人格が育つということだろう。それにしても、恥知らずである。』 
コメント (5)
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米先制攻撃への現実的恐怖  文科系

2018年03月01日 00時18分36秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 対北朝鮮の、アメリカ先制攻撃が現実になりつつあると考え始めた。その重大徴候を上げてみよう。
①近年のアメリカが「ならず者国家」を潰すというのは、アフガニスタン、イラクで証明済みである。今の「ならず者国家」筆頭の北朝鮮についても「完全に破壊する」とトランプはこの1年繰り返してきた。さらには、「対話を受けるなら核放棄が前提」と述べてきたが、北がそういう対話の席に着くとは到底思えない。

②中国は既に北朝鮮の核放棄説得を諦めている。さらに、北との国境沿いに難民キャンプの準備を始めたようだ。

③この27日新聞は、アメリカのこんな悲観的情勢を伝えている。国務省北朝鮮担当特別代表ジョセフ・ユン氏が、3月2日付けで辞任すると米国務省が明らかにした。オバマ前大統領が北朝鮮の核・ミサイル問題をになう特別代表に任命して以来、この任に当たってきた「対北対話派」筆頭の人物である。このことを、トランプ大統領府に対する不満表明だと報道するアメリカ・マスコミが多い。トランプ政権になって1年、外交の府・国務省が政権から疎外され始めたことへの「やってられない!」といういくつかの報道の一つなのである。

こういう情勢を前にして、日本政府の対応の何とトロイことか! 「瀬取り取り締まり」に世界一熱心で、米韓ももっと熱心にやれとけしかけている始末。安倍首相がまた、わざわざ韓国大統領にこう念押しをした。
『韓米軍事大演習を延期するな』
 外務省駐米大使・佐々江賢一郎は27日のその離任関連記者会見で、上に述べたジョセフ・ユン辞任に関わってこんな脳天気を語っている始末。
『驚いた。朝鮮半島問題の専門家で、これから重要な局面に差し掛かる時点で辞めるのは残念だ』

 これらの日本政府関係者は、本当に北が核放棄に応ずると考えているのだろうか。そんな事が考えられるはずがないのである。ありもしない「大量破壊兵器」の罪状で潰された「ならず者国家」イラク・フセインを観てきた以上は、北が核を放棄するはずなどないと、僕は断言したい。

 こうして結論。北は核を放棄しない。アメリカは核に関係なく「ならず者国家」にはチキンレースを仕掛けた末に、これを潰す。

こうした情勢を捉えているのかどうか、日本政府の何と脳天気に見えることか。沖縄やソウルに核が飛んでくるかも知れないのに、自分らは関係ないような顔をして、世界一熱心に対北朝鮮特別制裁にせっせと励むばかり。おまけに前記の佐々江駐米大使は、27日記者会見でこんなことまでを語ったそうだ。
『(佐々江氏が駐米大使に就任した2012年以来、日米)同盟関係は深化し、拡大した。活発に首脳会談し、かくも充実したやりとりが行われたことはかってなかった』
 その「充実」の最大「結実」が北への米先制攻撃実現への日本の寄与だとしたら、これは飛んでもない「充実」と言えないか? 前例踏襲だけで育った官僚らは、非常時にはかくも脳天気という証明になる。それとも、沖縄に核が落ちようがソウルが戦乱に沈もうが知ったことではないと、僕らは首相の顔色だけを見ているよと、そんな姿勢ということか? とはまた、立派な官僚の鏡! 
コメント (15)
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