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G20、孫崎享の正論  文科系

2022年05月01日 12時37分05秒 | #ウクライナ戦争#マウリポリ陥落#アゾフ大隊

「孫崎享のつぶやき」にこんな記事が載ったが、多くの日本マスコミの「時流に乗っただけとか、アメリカ発ニュース・アクセス記事とか、その場限りの無責任論調」に比べていつも正しいと思う。彼が吐くのはいつも正論と読んできたから毎回愛読している。今時異色の元外務省国際情報局長である。だからこそ、普通のマスコミには載らない珍しい重要海外ニュースや意外な正論視点を提供し続けてくれている。

『 インドネシア、素晴らしい外交を展開。

 11月開催されるG20にロシアを出席させない様強い圧力。バイデンは3月24日、露をG20=主要20か国の枠組みから排除すべきとの考えを示す。この中、インドネシアは露主席し、同時にゼレンスキーも招待。
 日本においては一億総ロシア糾弾、一億総制裁で世界中が同じものを求めていると思っている。
 国連で非難決議は採用されたが、アルゼンチン、トルコ、ブラジル、インド、インドネシア、サウジアラビア、中国は制裁を実施していない。
 こうした中、G20首脳会議が11月に予定され、米国等はロシア排除を呼び掛けている。この中インドネシアはロシア出席、ウクライナのゼレンスキーを招待の方向を出した。
 紛争に対し、一定の方向を出す時、双方の主張を聞くのは当然のことであろう。その当然のことを米国の圧力でG7等は出来ないが、それをG20の議長国のインドネシアが提言した。(以下略)』

 

 アルゼンチン、ブラジルは、アメリカの中南米搾取に苛め抜かれた国。トルコは、アメリカによる革命輸出によってシリアのようにあわや政権崩壊にまで行きかけた国。インドはなぜか今回もはっきりと米ロ中間をとり続けている。サウジは最近、言わばアメリカに裏切られた国である。いずれも、イラク戦争のことを忘れていないのだろう。ちなみに、孫崎文中の7国は、G20加盟国だ。G7にBRICS5国に加えて、アルゼンチン、メキシコ、オーストラリア、インドネシア、韓国、サウジ、トルコ、EUである。

 これらの国々は、「ロシアは確かに酷いが、嘘の理由で世界を巻き込んであれだけのイラク戦争をやったアメリカがどの口でこのロシアをこれほど非難できるのか。世界に向けた対ロ印象操作技術を総動員したこれほどの『冷酷、残酷なロシア』は、何か邪な意図あってのことに違いない」という正しい認識なのだろう。戦友を目の前で殺されたら人は鬼にもなるだろう。戦争とは、いつもどこでも冷酷で残酷なものである。だから極悪なのである。だからこそ、憎しみの連鎖など作ってはいけない。

 ちなみに、米軍ヘリコプターが一般イラク住民を機銃掃射しまくっていた映像を後の世界に送り出したウイクリークス主ジュリアン・アサンジは、米国家重大犯罪者として永久に獄に繋がれる運命になっている。この正義の人を、今世界はどれだけ覚えているか!

 

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