遠いので終わったらとにかく一目散に帰宅し、レトルトで腹ごしらえ中。あと30分しか猶予はないのですが・・・。
とってもいい千穐楽でした。カーテンコールで泣いてしまうと涙をぬぐいながら「失礼しました」と頭を下げ、そのあとも涙腺が崩壊しそうになるたびに「今あぶなかったですね」「大丈夫でした」と必死に涙をこらえながらトップとしての務めの果たそうとするたまきちが、大きなものを背負いながら大劇場の千穐楽よりもぐっと頼もしくなっていました。最後の最後、出てくるまでに時間がかかったのはみやさんが遠慮していたからだろうと思うのですが、たまきちがみやさんをひっぱって二人で緞帳の前へ。まさかの夫婦漫才でした。みやさん「わたしがつっこみ」たまきち「わたしがぼけですね」みやさん「相手役みたい」とたまきちにもたれかかり、最後は「わたしの旦那」呼び。男役同士ですが、ほっそいみやさんがほんとに綺麗でなんだか年下のたのもしい旦那に甘えている感満載で最後はお二人の結婚式でしたかみたいな幕引きでした。誰もが切なくも幸せな気持ちになれたのではないでしょうか。サヨナラショーで『グランドホテル』の曲を歌ったあたりから、みやさんの声と立ち姿にわたしの中で涼風真世さんの面影がだぶりました。憧れの涼風さんと同じ役を演じることは奇跡だと挨拶の中でありましたが、すごいことですよね。リアル妖精のように最高に美しかったみやさん、退団は今というタイミングだったのだろうなという気がしました。
『夢現無双』、大劇場千穐楽のライブビューイングの時にも同じことを書いたような気がしますが、佐々木小次郎を倒したあとの武蔵の胸に去来したのはむなしさだったというのが印象的。「なんだこの虚しさは」、武蔵の人生に対する問いかけは答えを見つけられるどころかさらに果てしないものだと武蔵は知るのでした。父親役の紫門ゆりやさんがすごくよかったなあ。武蔵に対して「俺が憎かっただけだろう」だったかな、「人は孤独なもの」「はいつくばって生きるもの」「己を超えてゆけ」、かなりあいまいですがこんな内容の台詞が心に残りました。『鎌足』もそうでしたが、名を成したかに見えた人がもがき苦しみ這いつくばりながら生きている、与えられた人生の時間を人はそうして生きていくのだという、永遠の命題が心に沁みました。美園さくらちゃんのお通がすごくよくなっていて、武蔵を一途に追いかける芯の強い女性像がよくあっているなあと思いました。ラストで武蔵に「あのときなんて言おうとしたのですか」とたずねる眼差しのひたむきさが切なさを誘いました。お通に一緒に生きていこうと言いたいのに自分は剣の道を究めるため夫婦になろうとは言えない武蔵の影の声。なんだか沁みるラストでした。
実直な武蔵はたまきちによく合うし、休演となった月城かなとさんのことに言及したときには涙腺崩壊で、色々ありながらここまで舞台をひっぱってきたのは大変なことだったろうなと思いました。退団者四名のうち三名が上級生という若きトップスターたまきち。すごいものを背負いながらも笑顔でたくましくなっていて素敵でした。響れおなさんが初舞台から知っているたまきちのとなりに相手役でもないのに立たせてもらってこんなにしっかりと挨拶できるようになった姿をみることができて嬉しいだったかな、幸せだったかな、あったかい言葉もしみるいい千穐楽でした。
組長の光月るうさんが「愛の巡礼」みやさんの経歴とメッセージを紹介しながら涙した姿も印象的でした。
まだまだ書きたいことはたくさんありますが時間切れ。明日が無事に終わっていく感じが全くしない夜。もう行けなくても仕方ない感じがしています。筆入れと印鑑は持って帰ってきたけど木曜日にもっていったみりおさんの卓上カレンダーは置いてきちゃった。
人は這いつくばりながら生きていく・・・。
とってもいい千穐楽でした。カーテンコールで泣いてしまうと涙をぬぐいながら「失礼しました」と頭を下げ、そのあとも涙腺が崩壊しそうになるたびに「今あぶなかったですね」「大丈夫でした」と必死に涙をこらえながらトップとしての務めの果たそうとするたまきちが、大きなものを背負いながら大劇場の千穐楽よりもぐっと頼もしくなっていました。最後の最後、出てくるまでに時間がかかったのはみやさんが遠慮していたからだろうと思うのですが、たまきちがみやさんをひっぱって二人で緞帳の前へ。まさかの夫婦漫才でした。みやさん「わたしがつっこみ」たまきち「わたしがぼけですね」みやさん「相手役みたい」とたまきちにもたれかかり、最後は「わたしの旦那」呼び。男役同士ですが、ほっそいみやさんがほんとに綺麗でなんだか年下のたのもしい旦那に甘えている感満載で最後はお二人の結婚式でしたかみたいな幕引きでした。誰もが切なくも幸せな気持ちになれたのではないでしょうか。サヨナラショーで『グランドホテル』の曲を歌ったあたりから、みやさんの声と立ち姿にわたしの中で涼風真世さんの面影がだぶりました。憧れの涼風さんと同じ役を演じることは奇跡だと挨拶の中でありましたが、すごいことですよね。リアル妖精のように最高に美しかったみやさん、退団は今というタイミングだったのだろうなという気がしました。
『夢現無双』、大劇場千穐楽のライブビューイングの時にも同じことを書いたような気がしますが、佐々木小次郎を倒したあとの武蔵の胸に去来したのはむなしさだったというのが印象的。「なんだこの虚しさは」、武蔵の人生に対する問いかけは答えを見つけられるどころかさらに果てしないものだと武蔵は知るのでした。父親役の紫門ゆりやさんがすごくよかったなあ。武蔵に対して「俺が憎かっただけだろう」だったかな、「人は孤独なもの」「はいつくばって生きるもの」「己を超えてゆけ」、かなりあいまいですがこんな内容の台詞が心に残りました。『鎌足』もそうでしたが、名を成したかに見えた人がもがき苦しみ這いつくばりながら生きている、与えられた人生の時間を人はそうして生きていくのだという、永遠の命題が心に沁みました。美園さくらちゃんのお通がすごくよくなっていて、武蔵を一途に追いかける芯の強い女性像がよくあっているなあと思いました。ラストで武蔵に「あのときなんて言おうとしたのですか」とたずねる眼差しのひたむきさが切なさを誘いました。お通に一緒に生きていこうと言いたいのに自分は剣の道を究めるため夫婦になろうとは言えない武蔵の影の声。なんだか沁みるラストでした。
実直な武蔵はたまきちによく合うし、休演となった月城かなとさんのことに言及したときには涙腺崩壊で、色々ありながらここまで舞台をひっぱってきたのは大変なことだったろうなと思いました。退団者四名のうち三名が上級生という若きトップスターたまきち。すごいものを背負いながらも笑顔でたくましくなっていて素敵でした。響れおなさんが初舞台から知っているたまきちのとなりに相手役でもないのに立たせてもらってこんなにしっかりと挨拶できるようになった姿をみることができて嬉しいだったかな、幸せだったかな、あったかい言葉もしみるいい千穐楽でした。
組長の光月るうさんが「愛の巡礼」みやさんの経歴とメッセージを紹介しながら涙した姿も印象的でした。
まだまだ書きたいことはたくさんありますが時間切れ。明日が無事に終わっていく感じが全くしない夜。もう行けなくても仕方ない感じがしています。筆入れと印鑑は持って帰ってきたけど木曜日にもっていったみりおさんの卓上カレンダーは置いてきちゃった。
人は這いつくばりながら生きていく・・・。