たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

「大阪・関西万博」問題は、維新吉村知事などによる“戦後最大の自治体不祥事”

2023年10月04日 14時34分32秒 | 気になるニュースあれこれ

2023年10月2日ヤフーニュース、

「日本の地方自治体の中で、最も深刻かつ重大なコンプライアンス問題に直面しているのが、「日本維新の会」が首長を務める大阪府・市だ。

2025年に大阪市此花区夢洲で開催が予定されている大阪・関西万博をめぐっては、海外パビリオンのうち、各国が自前で建設する「Aタイプ」について、基本計画すら提出されておらず、建設業者も決まらず、着工が大幅に遅れ、予定どおりの開催が危ぶまれている。万博の開催延期・断念などの事態に至れば、日本に対する国際的信用の失墜、大阪府・市、そして国に、計り知れない損失を生じさせることになる。

吉村大阪府知事(前大阪市長)や、その前任の松井一郎氏などが、これまで首長として行ってきたことが、本当に、地域住民に、そして、社会の要請に応えるものであったかどうかが問われている。この問題は、日本における「今世紀最大の自治体不祥事」に発展する可能性がある。

******************

第一の問題は、そもそも、大阪・関西万博の計画自体が、地域社会の要請に応えるもの、大阪府民・市民全体のためになるものだったのか、という点である。

********************

第二の問題は、このような重大な問題がある夢洲の万博会場でのパビリオンの建設工事が遅れ、予定どおりの開催が危ぶまれる事態に至っていることについて、万博誘致を進めてきた吉村大阪府知事や、維新の側がとってきた対応である。

**********************

前述したとおり、夢洲を会場とする万博誘致は、地域社会の要請に応えるものでも、大阪府民・市民の利益になるものでもない。維新という政治集団の党利党略のための、「夢洲での国際観光都市形成」という「荒唐無稽な夢物語」の一環として計画されたものだ。

しかし、大阪府民・市民は、その維新が描く「大阪のバラ色の未来」に熱狂し、選挙の度に、維新を圧倒的に支持、その政治的な力は、関西では、立憲民主党等の他の野党はおろか、政権与党の自民公明も太刀打ちできないほど高まり、その絶頂の中で行われた今年4月の統一地方選挙では、その強さを遺憾なく発揮した。

そして、その政治的パワーをもって、吉村氏らは、大阪・関西万博は「国家プロジェクト」などと言って、そもそも維新の党利党略のための万博誘致であったことを棚に上げて、責任を国に押し付けている。一方で、政権維持のためには、国家予算を大盤振る舞いすることなど全く厭わない、しかも自ら責任を負うべきいかに重大な問題が発生しても、「責任を痛感している」「丁寧に説明していく」などと言ってあらゆる問題をごまかしてきた岸田首相にとって、当面の解散総選挙に向けて最大の政敵である維新の共同代表であり、その人気の中心にいる吉村氏が、自らの前にひざまずき、恭順を誓ってくれるのであれば、「大阪・関西万博は国の威信をかけて行う」などと言って、国の予算人員を惜しげもなく投入する方針を示すことなど「お安い御用」だった。

それによって、もともとは、大阪を中心とする関西の地方自治体を支配してきた維新という政治集団が引き起こした「自治体コンプライアンス問題」だった大阪・関西万博問題が、日本政府を巻き込んだ「国家的コンプライアンス問題」に発展しつつある。

「維新の会」という政治集団が描いた、夢洲での国際観光拠点形成という「荒唐無稽な夢物語」に踊らされてきた大阪府民・市民は、大阪関西万博、大阪IR等のビッグプロジェクトによる「破滅的なツケ」に払わされることになる。それだけではない、その「尻ぬぐい」を国費で引き受けることで維新に貸しを作った岸田首相の目論見どおり、次の解散総選挙で政権を利することになる可能性がある。自治体首長の政治目的による大阪・関西万博誘致という“戦後最大の自治体不祥事”は、国民全体にとっても大きな「災い」になりかねないのである。」

全文は~

「大阪・関西万博」問題は、維新吉村知事などによる“戦後最大の自治体不祥事”(郷原信郎) - エキスパート - Yahoo!ニュース


喪の作業の時間は必要

2023年10月04日 00時40分47秒 | 宝塚

(追)<公演中止(10月3日~10月5日)>花組 東京宝塚劇場公演『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』 | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ (hankyu.co.jp)

「花組 東京宝塚劇場公演『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』『GRAND MIRAGE!』は、急遽 10月3日(火)の公演を中止させていただきましたが、引き続き、10月5日(木)までの公演を中止させていただきます。
ご観劇を心待ちにしておられたお客様には、ご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご了承賜りますようお願い申し上げます。

なお、10月6日(金)以降の公演実施につきましては、10月5日(木)午前中までにご案内させていただきます。」

 

 公演中止のお知らせがLINEで配信されたのは開演の一時間前、中止を知らされ入口で東京宝塚劇場のスタッフに怒りをぶつける高齢者の姿がみられたようです。生徒さんたちはお化粧して着替えて舞台をやろうとしたけれど涙でたら止まらなくなって無理やったんやろうなと思います。昨日は休演日だったのでなおさら辛くなったのかもしれません。情報のソースがLIENとツィッターだし、何が起きているか認識するには想像力が必要なので高齢者には無理もないと言えなくもないですがつらいことです。

 自死だったのか事故だったのかわかりませんが、生徒さんが急逝されたことは劇団から公式に発表があったとおり事実なわけで受け入れていかなければなりません。生徒さんたちはもちろん、演出家、振付師、スタッフ・・・、それぞれが泣いて泣いて泣いて、こんなに涙がでるものかと思うぐらい泣いて、そうして亡くなったという事実を受けいれていくしかありません。死を受けいれていくという喪の作業、それには時間が必要です。時間ぐすり、時ぐすりという言葉があり、時間がある程度薄めてくれるのは事実ですが薄まるにはそれなりの時間が必要です。今は心情を吐き出して泣きたいだけ泣ける環境が大切、臨床経験豊富な専門家が寄り添っていてくれることを願います。

 いずれどこかの時点で劇団は配役変更、退団を発表しなければならないでしょう。お父さん、お母さんの心情を考えれば今はとてもそんな段階ではなく、親族という言葉を使っているように、劇団は弁護士と相談しながらかなり慎重に対応しているものと思います。ものすごくデリケートなこと、今は静かに喪に服し故人の御霊が安らかであるようにと祈る時です。8日が花組の千穐楽で退団者がいるしライブ配信、ライブビューイングが予定されているのでどうするのか、続報を静かに待ちたいと思います。

 昼間有名アカウントがガセネタ記事を引用してポストしているのをみてしまい急いでミュートしましたが、特定の生徒さんのお名前が晒されまくっているのがなんだかもうスケープゴートになってしまっているみたいでとても心配です。なぜか持ち上げられなにかと物議をかもしだしているアカウントですが、面白おかしいことをあげて閲覧数を稼ぐとお金が入ってくる仕組みになっているようです。普段全く興味ないくせにこういう時だけ正義をふりかざしてゲスの極み。削除を要請すべきだったのかも。生徒さんたちに二次的なことが起こらないようにと祈り続けています。

 これからどう展開していくのかわかりませんが、大切はことは亡くなり方ではなく、その人がどう生きてきたかということ、キラキラと一生懸命に生きた時間のあったことを関わった人みんなが覚えているということ。

 

 コロナ騒動が始まって3年半、この間のコロナ対策として行われた国の行き過ぎた感染症対策が宝塚の生徒さんたちの心身に影響を及ぼさなかったはずはないと個人的には思います。日本の10代、20代、30代の死因の第一位は自殺でコロナ騒動により増えました。コロナのリスクが高いのは最初から加齢による衰えは避けられない高齢者でクラスター発生が起こっているのは主に病院と高齢者施設、なのに関係ないところが締め上げられ続けました。いまだ無意味どころか有害ですらある感染症対策をやめることができない異常な状況が日本は続いています。そのひずみは自ずと表出されていかざるを得ません。それは脆弱性が高いところに表出されます。今回の件が直接そうかどうかはわかりませんが、広く考えれば日本社会のねじれがこのような辛い形で露出したともいえるかもしれません。日本はおかしい、一見平和にみえますがかなりおかしい。伝統ある組織ほど今までどおりに運営していくのは難しくなってきているのかもしれません。大きな時代の変わり目、こんなことを考えているのは宝塚ファンの中でおそらくわたし一人で、妹の自死を受けいれていくのにもがきにもがいてきた挙句、いまだ受けいれることができていない立場の者の戯言にすぎませんが、国という土台があってこその宝塚であり、国という土台があってこその観劇という楽しみ、今社会全体で起こっていることの流れをみると日本という国そのものが崩れ落ちていこうとしている危機的状況だと思います。

 

 

NPO法人全国自死遺族総合支援センターHPより、

「⾃死・⾃殺」の表現に関するガイドライン
〜「⾔い換え」ではなく丁寧な「使い分け」を

 「自死・自殺」の表現に関するガイドライン 細部見直し済 (izoku-center.or.jp)

 

 (コロナ騒動で途絶えていた自死遺族わかちあいの会が再開されたようです。わたしが一時期顔を出していたところは消えているので自治体職員がファシリテーターをしていましたが運営が難しくなったのでしょう。このブログに過去なんどか書きましたが、わかちあいの会でどの立場の方のどのお話も辛く、辛くない話なんてひとつもないのですが子どもに先立たれた親御さんの話がいちばん悲痛な叫びでした。)