たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

マスクが落ちている不思議

2024年10月04日 17時46分31秒 | 日記

 一昨日の夜一番最寄りのスーパーで買い物をしたら袋に詰める台に白いデカマスクが落ちていて?びっくり。お洒落マスクが落ちているのをみたのは地下鉄のホームだったか。つけていたら落ちるはずはないわけでなんで落ちているのか不思議で仕方ありません。道にもちょくちょく落ちていてきたないかぎり。以前フードコートのお膳をさげにいったら先に下げられたお膳に白いマスクがとっちらかっていてなんと汚いことをするのかと思いました。これをスタッフに片付けさせる心が知れません。啞然として固まっていたらスタッフさんが下げますねと声をかけてくれました。近隣、おじいちゃんもおばあちゃんも風が熱いと言いながらマスクしていて帽子に眼鏡をかけていたら不審者の風貌、マスクしながらぜぜいぜいと坂をのぼるの苦しくないですか、気持ち悪くならないですか、なんの我慢大会ですか。高齢者施設の送迎の光景をみかければスタッフもれなくマスクに車椅子の高齢者にもマスクさせて何から何を守っているのですか。地方によっては子どもたちの多くがいまだマスクしているという心配と驚きのツィートが流れてきました。成長期の子どもたちのことを考えたらこんな状況は少しでも早く終わらせるべきたと思いますが、路線バスの運転士の多くもいまだマスクしているのは高齢者からのクレームを恐れているのか、もあはや顔を隠さないではいられない依存に陥っているのか、この熱帯性のような気候のなかでマスク外せなかったらもう墓場までマスクか・・・。

 

 内科医の端くれさんのツィッタースペースで『菊と刀』が紹介されています。日本を訪れたことのないアメリカ人が書いた日本人論。わたしが読むには難易度高そうですが、脈々と流れ続けている日本人の精神性と国民性について考えさせられます。

 

Xユーザーの内科医の端くれさん: 「https://t.co/5fTslbZJsM」 / X

 

「1946年に書かれた、日本人論の名著。 アメリカ国家から人類学者ベネディクトに依頼されたプロジェクト。 現代にも通じる鋭い洞察ばかり。 戦後80年で全てが変わるわけではない。通底しているものも多い。 こういう国だからコロナでこうなった。 その一方で玉音放送一つであれだけ豹変した国だから、今後どうなることやら。

 

第1章:研究課題ー日本

p.14 ・「その反面」がこれほど用いられる国民はいない

p.33 ・ある国民が使うレンズは他の国民とは違う

p.35 ・差異を尊重する ★多様性のあるべき姿?

p.39-41 ・統計で分かること、分からないこと

p.42 ・日本は欧米ともアジア諸国とも全く違う国

 

第2章:戦時下の日本人

p.45-47 ・階層に高い価値 ・日本の精神力信仰vsアメリカの物質崇拝

p.54 ・「前からわかっていたことだ。心配ない」

p.66 ・天皇以外は意外と批判されていた ★コロナにおける天皇は?

p.68 ・「死は精神の勝利」

p.71 ・投降は許されない ・捕虜数と死者数の比

 

第3章:応分の場を占めること

p.78 ・「応分の場を占める」

・日本は秩序と階層(上下関係)、アメリカは自由と平等

p.86 ・西洋化してもやはり上下関係

p.99 ・開闢以来、階級的、身分的な性格の強い社会

p.111 ・おのれの責務、特権、居場所をわきまえていた

p.112 ・正当な訴えでも百姓は死罪、それでも誰も文句を言わず

p.122 ・階級闘争や革命は起こらない ・行動規範に愛着と信頼

 

第4章:明治維新

p.149 ・階層性に由来する特権から生じるあらゆる結果を受け入れる

p.153 ・成金に向けられる敵意

p.155 ・「応分の場を受け入れる」倫理体系は純日本製

 

第5章:過去と世間に負い目がある者

p.157 ・全て世間のおかげ

p.169 ・感謝のときの「すみません」

p.172 ・あんなやつに奢ってもらうなんて 坊っちゃん

p.182 ・恩の貸し借り

 

第6章:万分の一の恩返し

p.186-192

・恩返し:義務(忠、孝)と義理(世間、名)

・日本の倫理体系に仁はない

p.196-197

日本人の孝は遠い先祖にさかのぼらない

・日本人の注意はその時その場に集中

具体性のない思索をめぐらしたり、目の前にないイメージを思い浮かべることに関心を持たない

p.200 ◎孝を実現するために力を尽くすが、その一家に慈愛が満ち溢れているとは限らない

◎家を非常に大事にするが、家族一人ひとりを大いに尊重しているわけではない

感染対策を重視しているが、感染を防ぎたいわけではない/患者さんを大事にしているわけではない

マスク強制や面会制限問題に繋がる

・家族の中にわだかまりはあるが、天皇への忠誠に関してわだかまりはない

p.208・指揮官の声は天皇の声

日本人にとって法に従うのは最重要の恩義(皇恩を返す)だが、アメリカ人は新規の法律を忌み嫌う

・アメリカ人は遵法の精神を欠いた国民↔︎日本人はお上の言いなりになるばかりで民主主義の思想がまるで分かっていない」

 

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