《モナ・リザ》を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチは、絵画だけではなく、あらゆる科学分野の研究をし、ルネサンスの「万能の天才」として知られています。
1452年、イタリアのフィレンツェ近郊のヴィンチ村に生まれました。レオナルド・ダ・ヴィンチとは「ヴィンチ村に生まれたレオナルド」という意味です。13歳頃からフィレンツェで修行をしてから、ミラノで活躍し、43歳の頃に《最後の晩餐》を描きはじめます。48歳で再びフィレンツェに戻って《モナ・リザ》を描いたのち、64歳の時にフランス国王フランソワ一世に招かれてフランスに行き、67歳で亡くなりました。
画家としてだけではなく、科学・建築・天文学など、さまざまな分野の研究をしました。
あらゆるものを科学的に観察してスケッチに残す、万能の「手」を持つ人でした。
(ジュニア・ガイドより)
《ロボット騎士》
アトランティコ手稿579r
アンブロジアーナ図書館
制作年不詳
このロボットは関節があり、腕や脚を曲げたり、頭を動かすこともできる。
《バネ仕掛けの自動車》
1478~1480年頃、
アトランティコ手稿296v
レオナルドの最も有名な発明品の一つ。
板バネを動力源とする自動車。