![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/78/ff600a671f93b74ce581b1918c682273.jpg)
2009年9月25日から12月14日まで六本木の国立新美術館で開催されました。『エリザベート』が宝塚で1996年に初演、東宝で2000年に初演されていたので盛り上がりました。音声ガイドはルキーニ役をシングルキャストで長く務めた高嶋政宏さんでした。ようやく分厚い本を読みながら少しずつ振り返り。
「アンドレアス・メラー《11歳の女帝マリア・テレジア》
1727年 油彩 カンヴァス ウィーン美術史美術館蔵
神聖ローマ皇帝カール6世の長女として生まれたマリア・テレジア(1717‐1780)。
彼には男子の跡継ぎがなかったため、娘に皇位継承を規定。マリア・テレジアはオーストリア唯一の女性君主となり、帝国のために尽力、国母と謳われた。この肖像画はインスブルック郊外アンブラス城に展示されている。」
「最愛の夫フランツ・シュテファンとの二人三脚の日々
「結婚が神による結びつき」であるとして、その絆を一生守り通すことを、マリア・テレジアは結婚式の執り行われる四日前に、相手のフランツ・シュテファンに心を込めて書き送っている。時に、テレジア18歳。王家では政略結婚が普通のこの時代には珍しく、恋愛結婚であった。それも彼女のほうがより一途に思いつめていた節がある。
互いの父が従妹同士であり、フランツ・シュテファンが15歳の時、教育を受けることも兼ね、親戚であるハプスブルク家へやって来た時には彼女はまだ6歳であった。彼のほうはテレジアの父カール六世と、狩猟好き面で非常に気が合ったようだ。そしてテレジアが12歳の時に彼が故郷へ戻ってしまってから、どうも思慕が募っていったらしい。(続く)」
(家庭画報特別編集『ハプスブルク家美の遺産を旅する』より)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/c4/dd7c86bc8bccefc624a8004d7679af1a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/91/1f56d1dbf40a07251b0854c5b7b6a5a6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/aa/9f532d85c6b5dc59c08648d6264074b7.jpg)
「アンドレアス・メラー《11歳の女帝マリア・テレジア》
1727年 油彩 カンヴァス ウィーン美術史美術館蔵
神聖ローマ皇帝カール6世の長女として生まれたマリア・テレジア(1717‐1780)。
彼には男子の跡継ぎがなかったため、娘に皇位継承を規定。マリア・テレジアはオーストリア唯一の女性君主となり、帝国のために尽力、国母と謳われた。この肖像画はインスブルック郊外アンブラス城に展示されている。」
「最愛の夫フランツ・シュテファンとの二人三脚の日々
「結婚が神による結びつき」であるとして、その絆を一生守り通すことを、マリア・テレジアは結婚式の執り行われる四日前に、相手のフランツ・シュテファンに心を込めて書き送っている。時に、テレジア18歳。王家では政略結婚が普通のこの時代には珍しく、恋愛結婚であった。それも彼女のほうがより一途に思いつめていた節がある。
互いの父が従妹同士であり、フランツ・シュテファンが15歳の時、教育を受けることも兼ね、親戚であるハプスブルク家へやって来た時には彼女はまだ6歳であった。彼のほうはテレジアの父カール六世と、狩猟好き面で非常に気が合ったようだ。そしてテレジアが12歳の時に彼が故郷へ戻ってしまってから、どうも思慕が募っていったらしい。(続く)」
(家庭画報特別編集『ハプスブルク家美の遺産を旅する』より)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/c4/dd7c86bc8bccefc624a8004d7679af1a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/91/1f56d1dbf40a07251b0854c5b7b6a5a6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/aa/9f532d85c6b5dc59c08648d6264074b7.jpg)
![]() | 別冊家庭画報 家庭画報特別編集 ~「THEハプスブルク展」 公式MOOK~ハプスブルク家「美の遺産」を旅する |
写真=南川三治郎 | |
世界文化社 |