行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

サマータイム以上の標準時間変更を考えては

2011-05-08 22:31:00 | Weblog

欧州にこの時期行くと夜がすこぶる長いことは誰でも感じる。日本人は緯度が高いからだと納得する。そして欧州は3月の最終日曜日午前2時(=夏時間午前3時)から10月の最終日曜日夏時間午前3時(=標準時午前2時)までの期間サマータイムに移行している。

日本も同様サマータイムを実行すればかなり節電になると長い期間議論されたが、主に身体の調子が狂うという理由で実行されなかった。私は政治のリーダーシップ不足がその原因だと思う。今夏の電力不足では独自のサマータイムを導入する私企業が多くなりつつある。しかし全国的にやらないと極めて効率が悪い、例えば役所の営業時間とのずれ、また通勤ダイヤがそのままでは不便だろう。

今夏の電力不足はどのくらいなのかわからないし、民間のシェアが大きくなっている今日ほんとに15%も民間で節電できるのか極めて疑問だ。欧州に話を戻すが日本と同じ緯度のスペインにこの時期行くと、日本人観光客は日が暮れるのが9時過ぎでも欧州だからだと納得する。

日本でもスペインと同じ時間帯にしたらサマータイムどころではない節電ができるのではないだろうか?夜が明けるのが7時で日が暮れるのが9時過ぎとなり現在の日本標準時より3時間ぐらい時間をずらすことになる。朝涼しいうちに出勤、ネオンや街灯がともるのは9時過ぎ、仕事が終わっても新宿や銀座によらずにスポーツでもということもあり得る。

スペインのように夕飯が10時過ぎということにはならないだろうが、生活時間が大きく変わることで生活にどのような変化が起こるか不安もあるが、毎年1時間ずつ3年間で標準時間を遅らすことで激変は避けられるのではないだろうか。東経135度に拘る理由があるのだろうか。

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