行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

ディズニーシーと葛西臨海公園

2012-12-07 23:27:23 | Weblog

一泊二日で2つのリゾートを訪れた。人にはいろいろな価値観があるがこの二つのいわゆる遊園地、あまりにも対照的なのだ。かたや周囲に多くのホテルを従い寒さをものともせず午後10時まで銀座や新宿と変わらない賑やかさで経営主体のオリエンタルランドは、今最も業績の良い会社の一つだ。平日でも高級レストランはネットで予約しないと入れず、人気アトラクションは2時間待ちの状態だった。

至る処にスタッフがいて、親切に教えてくれて年寄りでも迷子にならない。クオリティの高いショーやアトラクションで顧客の満足度は高く、ディズニーランドと合わせ全国の高校生の修学旅行のメッカになりつつある。アジアからの観光客も多い。

ラグーンに浮かぶクリスマスツリー、8時半には花火が彩る。

葛西臨海公園の観覧車は日本一の高さ117m、水族館も世界の魚を集め、黒マグロ群の遊泳はものすごい迫力だ。ディズニーのアトラクションにも劣らない魅力で、もしこれがディズニーシーにあったら、入場に長蛇の列だろう。現実は、観覧車は閑散としていて数人のスタッフも手持ちぶさた。

水族館は、子供ずれ、車いすの団体でまあまあの入場者数といった案配であった。ペンギン園も冬しか見られない王様ペンギンもいて、スタッフによる丁寧なレクチャーがあり、素晴らしかった。

 

付属の淡水水族館は人影もなかったが、池の中が観察できるようにガラスで仕切られており、渓流や紅葉を背景に息を飲む美しさだった。ここでは多摩川にいるウグイやハゼが観察できる。かなり価値のある水族館で、車いすでも入館できるようになっているが本館から離れているせいと宣伝不足でここも寂しい。

この公園にはホテルオークラ系の低層の瀟洒なホテルがあり、混雑し、うるさかった昨夜のホテルよりここに泊まった方が良かったと後悔した。

一駅ちがいで川を挟んでの2つのリゾート遊園地、民と官(都)の経営主体による差をつくづくと感じた。

珍しいタツノオトシゴ

コメント
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