行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

野田内閣から安倍内閣へ

2012-12-27 21:49:40 | Weblog
 
民主党瓦解の予感

12月に入り、野田内閣の支持率も日経調査で36%へ落ち、他の調査でも同じような結果だ。目下の最大の課題「税と社会保障の一体改革」の進め方で実に稚拙な失敗をしているのが原因だ。世論調...
 

1年前の私の予想が当たってしまって、民主党政権実現に携わってきただけに残念だ。その要因は1年前のブログに書いてあるとおりでマニフェストの肝心なところを曲げてしまったことにある。何故だと云うことだが、公共事業の復活や公務員宿舎の増築などは官僚にしてやられたと言っても良いだろう。その後出てきた復興予算(財源は所得税の増税という形で国民が受け入れ、天引きされている)の流用だが、これも官僚の入れ知恵で被災地以外にも使えるように法案文を直され、箱物の修理に流用された。

安倍内閣はデフレ脱却を旗印に、大型補正予算を組み公共事業復活を目論んでいるが、問題は中身で、しっかりとした監視が必要だ。道路・橋の修理や公共施設の修理だけでも8兆円はかかる。新規投資は厳しく制限させる必要がある。デフレの原因は需要不足で特に個人消費の低迷にある。この20年間賃金は上がらず、失業率も悪くなり、所得は下がっていることが消費の低迷を招いている。この面の対策をどうするのかも検証してゆくことだ。

コメント
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