行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

石垣島にて

2013-03-23 22:48:26 | Weblog
桜が満開の東京を離れること2000km余り、初めて17日に海開きの終わった石垣島に来ている。沖縄経由の飛行機は満席、多少なりとも景気は上向いているのだろうか?こちらへ来て聞いた話を紹介する。

地政学的にはハワイとほぼ同じ緯度、南地平線に南十字星が見えるけど、気候は大陸中国の影響を受け冬は15度以下になる。大陸も沖縄も400kmの距離で、北には尖閣諸島がひかえ、のんびりとした南国でも緊張がはしっている。全国から海保の巡視艇が30隻余が集結、5隻が常時尖閣諸島でパトロールしている。乗務員は上陸しても緊急事態に備え酒も飲めずそのストレスは大変なものだろう。

石垣牛の名は聞いていたが、ここの牛が松阪や神戸、米沢に種牛を供給してるとは知らなかった。島のあちこちで規模は大きくないが黒毛和牛の飼育場をみかける。これを元牛産業と呼んでこの島の主産業だ。

もうひとつ目につくのはサトウキビだ。今、TTPで話題になっているが1年から1年半で収穫できるが重労働だ。フィジーではかつてインド人労働者を入れた。日本人労働者で収穫するのであればコストが掛かるのはやむ得ない。土産屋では黒糖菓子を売っている。砂糖キビもこの島の主産物だ。

石垣島は移住者が増え、人口が増えて小学校が新設されている。若者がダイビングで来てそまま居着くこともあるとのこと。高齢化の日本では珍しい話で嬉しくなる。
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