モーレア島からタヒチへ移動した。タヒチの首都、パペーテはモーレアから来ると大都会で、海岸道路は渋滞が激しい。ホテルも近代的なと言うよりモダンな設計で、キッチンまでついている。自炊をしろということか?ここまで来て自炊をする気にはなれない。
ベランダからは珊瑚礁の海がクリアに望め、はるかかなたにモーレア島が影絵のようにみえる。ここでも聞いたら今度は3泊以上だとタヒチワインが貰えるというのでタヒチに乾杯した。しかしタヒチの財政は赤字でフランス本国から補てんして貰っている。サルコジ前大統領はタヒチはいらないと言ったとか。タヒチの大統領は独立派をおさえて当選したので、観光業以外で稼ごうとココナツオイルを売り込もうと必死だ。
子供の教育は無料だし、医療費も掛からない、この状態を保つのは容易ではない。ココナツはポリネシアンの生活には切り離せない。伝統的にココナツの全てを利用してきた。実は食料でオイルだけでなくデンプン源、葉は帽子や籠で利用してきた。ポリネシアンの伝統食品が救世主になろうとしている。フランスの香水の技術を生かした多種類のフレーバーココナツオイルがそれだ。