行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

新興国経済の危機再来か

2013-08-28 21:30:52 | Weblog

90年代順調に成長していたアジアタイガー諸国の97年経済危機は短期資金が相次いで国外に流出したことが発端であった。その後、IMFの救済で緊縮経済政策を余儀なくされたことは記憶に新しい。

最近の新興国のニュースは経済危機再来の様相が見られる。

インドネシアは資源価格の下落と8%をこえるインフレで株の下落に苦しんでいる。
タイ経済は減速に入っている。
台湾の輸出は世界経済の影響で減少し経済成長は減速している。
マレーシアは97年以降初めて国際収支赤字の瀬戸際に追い込まれている。

世界経済の希望と目されたブリックスも中国はシャドー銀行問題などでもがいている。インド、ブラジルはインフレと自国通貨の下落、株の下落で対応に追われている。

新興国経済のクラッシュは起きるのか?97年当時に比べて外貨の蓄積はしっかりしており、内需は拡大して国内経済が大きくなっている。一時的に成長は停滞してもクラッシュは避けられると見ている。
それにしても頼りは米国経済というパターンはかつて見たシーンではないか。

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