行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

隣国のあら探し、「他人の不幸は蜜の味」

2014-05-05 18:42:03 | Weblog

大久保地区でのヘイトスピーチについては、世界に恥ずかしい行為でさすがに人種差別との批判が起こり、日本人もバランス感覚があると思った。この種の行動はドイツやロシアでのネオナチが起こし、主に狙いは外国人労働者排斥で、ヨーロッパ各国で強い批判にさらされた。日本の場合は憎しみが表に出て、その原因が自分自身の劣等感から来るもので、実に恥ずかしく、日本人の民度の低下としか思えない。

このところ、ネットで韓国のあら探しを並べ立て、マスコミが伝えない真実だとして宣伝している。おまけにあら探しニュースの配信料を徴収するという厚かましさ。ここまで落ちたかとあきれたが、韓国の様々な欠点、不幸を聞いて、「それで?何なの?」と思わずつぶやいてしまった。何を言いたいのか、「だから日本人は幸せだよ」と言いたいのだろうか?まさに「他人の不幸は蜜の味」を地で行く行動だ。

他国の欠点、不幸を聞いて他に何か得るものが有るのだろうか?そんな暇があるのなら、日本の抱えている大きな問題を解決するすべを提起して流して欲しいものだ。少子化で日本はいずれ消えてしまう、どう解決するのか?非正規社員の比率が高くなり、所得格差が広がって行く、どう解決するのか?特養に入れない老人が年々増加している、どう解決するのか?原発から出る高レベル廃棄物処理も未解決だ。等々他国のあら探しをしている余裕など日本人にはないはずだ。

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