行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

官庁の休みが増える喜べない祝日増

2014-05-25 19:09:12 | Weblog

山の日が8月11日になるという。山の日を設けることには賛成だが海の日もそうだが国民の祝日とするには疑問が残る。むしろこの際,国民の休日を見直すべきだろう。かつて週休2日制でなかった時代、何とか皆で休みたいというニーズから祝日を増やしてきた。当時は労働者のほとんどが正社員、月給制で祝日が増えると喜んだ。

時代は変わり、非正規社員や時間給契約社員が働く人の半分も占めようとしている。こうした労働者は祝日を増やしても、関係ないし、むしろ収入減になる。またコスト増となる祝日増は中小企業においては、休めない厳しい現実があり、大企業の労働者や公務員が喜ぶだけだ。政府は何パーセントの労働者が山の日に有給で休めるのか調査をしたのだろうか?したら発表して欲しい。

欧米では国民の祝祭日は10日前後で、日本は16日と俄然多くなっている。むしろこのブログでも毎年ふれてるが、有給休暇の取得率をヨーロッパ並みに100%にすることが先決だ。山の日は8月の第2日曜日という具合に16日のうち6日はその月の第なん日曜日と決めて国民の祝日を10日ぐらいに整理すべきだ。11日は大震災の犠牲者の祥月命日でここを祝日にする感覚は信じがたい。

各国の国民の祝祭休日

英国 8~10日、仏、スエーデン、フィンランド11日、ドイツ9日、米国10日

コメント
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