行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

米国にも復元力が残っていた

2018-11-08 21:42:41 | 海外
米国の中間選挙、これほど日本中が注目したことはなかった。暴走するトランプの米国はどこへ行くのか世界中が注目しているからだ。選挙中のトランプの言動は、いつもより更に欺瞞に満ち、罵り、聞くに堪えないもので、国民を敵か味方に分け、敵と判ると子供でも「出て行け、ママのところに帰れ」と攻撃する。こんな大統領でも1年間持っている。
 
トランプを熱狂的に支持する有権者を見ていると、ファシズムの中で思考停止をする国民としか思えない。しかしながら今度の選挙では、反トランプキャンペーンをはり、下院で民主党が多数を占めて、米国にはまだ復元力があるとなんとなくほっとした。しかもトランプが嫌っているイスラムの女性議員の誕生とか、投票に行かなかった若者が投票率を上げ、1年前までウエイトレスをしていた29歳の女性議員を誕生させた。
 
これから大統領再選に向けて、トランプの言動は激しくなるだろう。貿易摩擦は年中行事と化すだろう。今日の新聞にも日本の対米黒字をやり玉にあげ、「日本の車は低い関税で米国に入ってくるが、日本は高い関税で米国車を閉め出してる」と虚報を流している。日本は米国車の関税をゼロにしていることを仲の良い安倍首相は伝えてないとしか考えられない。トランプの虚報に確実に反論しているのは中国で、日本政府もキチンと対応すべきだ。トランプのポチに成り下がっては困る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする