広場の麓から見下ろすエルネサクス像
“エストニアの音楽の父” ともいわれる
エルネクサス・グスタフ(1908-1993)の
記念像が歌の広場を見下ろしている。
エストニア歌の祭典の最終日に歌われる、
エストニア第二国歌「わが祖国、我が愛」の作曲家で、
そして歌の祭典の主導者としてエストニアを支え続けた人。
この「わが祖国、我が愛」は、
1945年にソ連に併合されて以来、
当局によって演奏が禁止されていたが、
1960年の合唱祭で、6万人とも言われる聴衆から
自然にこの曲の合唱が湧き起こったという。
抑圧されてきた人々にとって
「わが祖国、我が愛」は
心の拠り所でもあったのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます