この大聖堂を有名にしている一つ
ドーム天井20mの高さから
吊るされた香炉(ボタフメイロ)がある。
ボタフメイロは ミサの終わりに行われる。
世界最大といわれる重さ約80kgの香炉を
ティラボレイロと呼ばれる8人の男性が
ロープを引っ張って振り
次第に振り幅が大きくなり
最後は天井に届きそうなところまで香炉が上がって
聖堂中がお香の匂いで満ちていく
荘厳な儀式になっている。
ボタフメイロ(ガリシア語で“煙を吐き出すもの”)
の始まったのは11世紀。
神に捧げるとともに 何日も歩き続けて大聖堂に到着した
巡礼者たちの不潔臭を消すためであった。
また ペストや伝染病が猛威を振るった時代には
香は病の予防効果があると信じられていた。
2013年6月 皇太子殿下が大聖堂を訪れた時の香炉
(Web資料)
香炉は 通常は別の場所にあって、
重要な宗教儀式が行われる際に大聖堂に運ばれて
滑車から伸びるロープに繋げられる。
街中の店に飾られていた香炉のレプリカ
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