あかない日記

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中欧旅行(94) マルチン・ルター

2012-06-06 | 中欧5カ国紀行

 

           聖母教会の前に建つマルティン・ルター像

  宗教改革の始祖者 マルティン・ルター(1483-1546)は、
   ドイツ(当時は神聖ローマ帝国)の神学者 牧師 説教家
    
ルーテル教会の創始者として知られ 
     もともと聖アウグスチノ修道会の修道司祭で
あったが
      宗教改革の中心人物となったことで
       プロテスタント教会の源流をつくった。

  1517年 カトリック教会の金銭による免罪符の売買に抗議して
   95条の論題を提出し 
聖書をキリスト教の唯一の
    源泉にしようというルターの呼びかけは
     プロテスタント
諸教会のみならず 
      対抗改革を呼び起こしたという意味で
       カトリック教会にも大きな
影響を与えた。

   ここで 昔 世界史 で年号を覚えた
               1 5 17

       「カトリックは 以後否 という ルター」を思い起こした。

  また ラテン語による聖書ではなく 
   ルターの手によるドイツ語聖書が 
    近代ドイツ語の成立において重要な役割を果たしたことや
     自ら賛美歌を手掛けたことなどから
      宗教上の貢献のみならず、ヨーロッパ文化・思想にも
       大きな影響を与えている。


  さらに カタリナ・フォン・ボラという元修道女と結婚したことで
   プロテスタント教会における教職者 牧師の結婚という
     伝統をもつくった。
 

  ルターは 1523年の時点ではローマ・カトリックの
    反ユダヤ主義に抗議していたが ユダヤ人がキリスト教に
     改宗しないことに失望したルターは
      1543年に反ユダヤ主義を文書で表明した。
       これは ナチスの宣伝材料にもなった。

   しかし 現代のドイツ・ルーテル派(マリア福音姉妹会など)は
     悔い改めを表明している。


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