あかない日記

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ポーランド・ヤスナ・グラ修道院 145 カラス   

2018-09-13 | ポーランド紀行

 

 

聖堂内の入り口の上に 
”パンをくわえたカラス”が
木の上に止まっているレリーフがあり

その下には洞窟の前で聖パウロと
聖アントニウスが抱きあっている。


これは カトリック教会に伝わる聖人カレンダー
 9月2日に登場する「カラスのパン」の場面。


228-341年ごろの話で 

 パウロは エジプトのデバイスに生まれた。
ローマ皇帝デキウスの迫害下に
異教徒である姉の夫の密告を逃れるため
荒れ野に身を隠した。


パウロは洞くつの中で祈りと苦行の生活を送り
60年もの間、誰にも会うことがなかった。

その間 彼のもとに毎日
一羽のカラスがパンを運んだという。


113歳になったときに 修道生活の父と呼ばれる
聖アントニウスから見つけ出されたといわれている。

このように ヤスナ・グラ修道院では
“カラス” が崇められている。

 

    正門口の広場にもあるモザイクのカラス

 

カラスといえば 
日本サッカーチームのシンボルマークとして
“ヤタガラス” が採用されており

今回のW杯ロシア大会でも 「勝利に輝く」 
「ボールをゴールに導く」神様として
ご利益があったのでは・・・。

 


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