一応、旅のお話としては最終回です。
白布温泉での朝のお散歩後、お宿の送迎車で米沢駅からはちょっと離れた観光中心地まで送迎してもらいます。
観光中心地、とは私が勝手に思っているだけなのですが、上杉神社、米沢城址公園、上杉伯爵亭、伝国の杜、レストランやお土産を扱う上杉城史苑、の集まるあたりのこと。
初めて米沢に立ち寄ったのがたぶん11年前、そのころは今みたいに立派な建物や広場はなくお堀と城址公園、神社のある落ち着いた場所でしたっけ。
今でも城址公園や伝国の杜の広場などは地元民もくつろぐ場所であるようですが。

神社のお参り前にどうしても気になってしまった「米沢牛コロッケ」
ちょっと衣が油っこい部分もありましたがアツアツはおいしい

上杉神社でお参り
手水舎で保育園だか幼稚園の子供たちが保育士さんに連れられて水を飲んでました
はい、清めるのではなく直接柄杓に口をつけ「あー、うまい」って。。。
保育士の方も順番に柄杓を子供たちに渡して水を飲ませご自分もゴクリ。え???
【正しい作法】
1.右手で柄杓を取って水を汲み左手に水を流し清める
2.左手に持ち替え右手に水を流し清める
3.右手に持ち替え左手で水を受け口をすすぐ
4.口をすすいだ左手に水を掛けもう一度清める
5.両手で柄杓を立てるようにして柄に水を流し清める
4についてはしないとするところもあるようで、実は私は4は知らずにおりました。 ちなみにお茶の作法で表千家では4はありません。
この上杉神社は上杉謙信を、松岬神社(まつがさきじんじゃ)は初代米沢藩主上杉景勝と家老の直江兼続、そして困窮した米沢藩の財政立て直しを図った上杉鷹山(米沢藩9代藩主=治憲)と改革に登用された細井平洲、竹俣当綱、莅戸善政らを祀っています。
「伝国の杜」は上杉博物館や文化ホールを備えた大きな近代的施設です。
「伝国の杜」の名称は9代藩主上杉治憲が家督を譲るときに藩主の心得として残した「伝国之辞」に由来しているそうです。
伝国之辞
一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれ無く候
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれ無く候
一、国家人民の為に立ちたる君にして君のために立ちたる国家人民にはこれ無く候
鷹山公って神様みたいな人ですね。
米沢へは5回訪れた内4回は上杉神社をお参りしてます。 関東のどの神社仏閣より多くお参りしているかも。。
さて、そこからテクテクと5度目にして初めて訪れる上杉家御廟所(廟所=お墓/おたまや)へ。
米沢藩主としては景勝からになるのですが、上杉家の先代として上杉謙信を中心に歴代の藩主の廟が並んでいます。

歴代米沢藩主の廟が左右順番に並びます
ということで右は偶数代の藩主、左は奇数代の藩主

廟が並ぶ中央の奥まったところ一際大きく上杉謙信
会津から米沢に移された後、明治初期にここに移葬されました
ちょうどお昼どきになりましたのでまた歩いて歩いてお蕎麦屋さんにてまったりと昼食をいただきました。
「酔蕎庵」という一般のお家のような店で十割蕎麦は蕎麦つゆや薬味以外に塩とアルカリ水がついてきます。
細打ちのコシのある新蕎麦は最初は香りがそんなに強くないかしらと思っていたのですが二口三口と食べるとお蕎麦のいい香り鼻先に充満して甘味も増して感じられます。
肴類も山形の地酒もさほど充実していないので「ちょっと一杯」とはいきませんでしたが、純粋にお蕎麦だけ楽しむなら良いお店かと。
お酒も飲まないのでさらりと終わった昼食ですが、そば湯は濃厚で白濁してとろりとしてこれはまたおいしいので満足。
再び歩きで「伝国の杜」に戻ります。
いや今日は歩くと汗ばむくらいの陽気です。
私は米沢に何度も訪れていますが、同行の友人は初米沢ということでちょっとばかり米沢藩の歴史をお見せしようと思ったところなんと月一回の休館日に大当たり。あぁ、調査不足でした。 かくしてお土産屋さんでのんびりお土産探しをした後はタクシーで米沢牛調達に向かい旅は無事終わったのでした。
米沢牛は駅、お土産屋さん、米沢牛を扱う飲食店等多数のお店で購入することができますが、タクシーの運転手さんイチオシが生産(養牛)から加工までを一貫している佐藤畜産。駅からタクシーで往復3千円ほどかかると思いますので少量の購入だともったいないかもしれませんがそこは高価なブランド米沢牛のこと、タクシー代を考慮してもお得と言えるお買い物ができるそうです。
米沢のこのほかのお土産は追々・・・
あ、人の食べたお土産なんざ見たくもございません? 失礼しました~。
===オマケ===

お蕎麦屋さんへの道の途中渡った単線
米沢(山形)と坂町(新潟)を結ぶ米坂線
乗ってみたい、乗ってみたいですが乗ったら戻ってこれないでしょう

自宅へのお土産に買った米沢牛の等級A-4のサーロイン
脂たっぷりですが脂も甘味があっておいしいです
このさいコレステロールのことはちょっと忘れて

グリルパンで脂を落としてシンプル塩胡椒の仕上げ
スペインの濃い赤ワインがぐいぐいすすんじゃいます
では、では、脂っこい画像のお口直しに可憐なお花をお届けしてしめくくりとしましょう

上杉家廟所への参堂脇にさいていたスミレ
久しぶりに訪れてもなぜかホッとできる米沢、大好きです
また近いうちにきっと行きます
おしょうしな、米沢
白布温泉での朝のお散歩後、お宿の送迎車で米沢駅からはちょっと離れた観光中心地まで送迎してもらいます。
観光中心地、とは私が勝手に思っているだけなのですが、上杉神社、米沢城址公園、上杉伯爵亭、伝国の杜、レストランやお土産を扱う上杉城史苑、の集まるあたりのこと。
初めて米沢に立ち寄ったのがたぶん11年前、そのころは今みたいに立派な建物や広場はなくお堀と城址公園、神社のある落ち着いた場所でしたっけ。
今でも城址公園や伝国の杜の広場などは地元民もくつろぐ場所であるようですが。

神社のお参り前にどうしても気になってしまった「米沢牛コロッケ」
ちょっと衣が油っこい部分もありましたがアツアツはおいしい

上杉神社でお参り
手水舎で保育園だか幼稚園の子供たちが保育士さんに連れられて水を飲んでました
はい、清めるのではなく直接柄杓に口をつけ「あー、うまい」って。。。
保育士の方も順番に柄杓を子供たちに渡して水を飲ませご自分もゴクリ。え???
【正しい作法】
1.右手で柄杓を取って水を汲み左手に水を流し清める
2.左手に持ち替え右手に水を流し清める
3.右手に持ち替え左手で水を受け口をすすぐ
4.口をすすいだ左手に水を掛けもう一度清める
5.両手で柄杓を立てるようにして柄に水を流し清める
4についてはしないとするところもあるようで、実は私は4は知らずにおりました。 ちなみにお茶の作法で表千家では4はありません。
この上杉神社は上杉謙信を、松岬神社(まつがさきじんじゃ)は初代米沢藩主上杉景勝と家老の直江兼続、そして困窮した米沢藩の財政立て直しを図った上杉鷹山(米沢藩9代藩主=治憲)と改革に登用された細井平洲、竹俣当綱、莅戸善政らを祀っています。
「伝国の杜」は上杉博物館や文化ホールを備えた大きな近代的施設です。
「伝国の杜」の名称は9代藩主上杉治憲が家督を譲るときに藩主の心得として残した「伝国之辞」に由来しているそうです。
伝国之辞
一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれ無く候
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれ無く候
一、国家人民の為に立ちたる君にして君のために立ちたる国家人民にはこれ無く候
鷹山公って神様みたいな人ですね。
米沢へは5回訪れた内4回は上杉神社をお参りしてます。 関東のどの神社仏閣より多くお参りしているかも。。
さて、そこからテクテクと5度目にして初めて訪れる上杉家御廟所(廟所=お墓/おたまや)へ。
米沢藩主としては景勝からになるのですが、上杉家の先代として上杉謙信を中心に歴代の藩主の廟が並んでいます。

歴代米沢藩主の廟が左右順番に並びます
ということで右は偶数代の藩主、左は奇数代の藩主

廟が並ぶ中央の奥まったところ一際大きく上杉謙信
会津から米沢に移された後、明治初期にここに移葬されました
ちょうどお昼どきになりましたのでまた歩いて歩いてお蕎麦屋さんにてまったりと昼食をいただきました。
「酔蕎庵」という一般のお家のような店で十割蕎麦は蕎麦つゆや薬味以外に塩とアルカリ水がついてきます。
細打ちのコシのある新蕎麦は最初は香りがそんなに強くないかしらと思っていたのですが二口三口と食べるとお蕎麦のいい香り鼻先に充満して甘味も増して感じられます。
肴類も山形の地酒もさほど充実していないので「ちょっと一杯」とはいきませんでしたが、純粋にお蕎麦だけ楽しむなら良いお店かと。
お酒も飲まないのでさらりと終わった昼食ですが、そば湯は濃厚で白濁してとろりとしてこれはまたおいしいので満足。
再び歩きで「伝国の杜」に戻ります。
いや今日は歩くと汗ばむくらいの陽気です。
私は米沢に何度も訪れていますが、同行の友人は初米沢ということでちょっとばかり米沢藩の歴史をお見せしようと思ったところなんと月一回の休館日に大当たり。あぁ、調査不足でした。 かくしてお土産屋さんでのんびりお土産探しをした後はタクシーで米沢牛調達に向かい旅は無事終わったのでした。
米沢牛は駅、お土産屋さん、米沢牛を扱う飲食店等多数のお店で購入することができますが、タクシーの運転手さんイチオシが生産(養牛)から加工までを一貫している佐藤畜産。駅からタクシーで往復3千円ほどかかると思いますので少量の購入だともったいないかもしれませんがそこは高価なブランド米沢牛のこと、タクシー代を考慮してもお得と言えるお買い物ができるそうです。
米沢のこのほかのお土産は追々・・・
あ、人の食べたお土産なんざ見たくもございません? 失礼しました~。

お蕎麦屋さんへの道の途中渡った単線
米沢(山形)と坂町(新潟)を結ぶ米坂線
乗ってみたい、乗ってみたいですが乗ったら戻ってこれないでしょう

自宅へのお土産に買った米沢牛の等級A-4のサーロイン
脂たっぷりですが脂も甘味があっておいしいです
このさいコレステロールのことはちょっと忘れて

グリルパンで脂を落としてシンプル塩胡椒の仕上げ
スペインの濃い赤ワインがぐいぐいすすんじゃいます
では、では、脂っこい画像のお口直しに可憐なお花をお届けしてしめくくりとしましょう

上杉家廟所への参堂脇にさいていたスミレ
久しぶりに訪れてもなぜかホッとできる米沢、大好きです
また近いうちにきっと行きます
おしょうしな、米沢