前回ステーション式のヒートガンを紹介しましたが,もう一方の半田ごてはどうなっているのかと質問を受けました。
まだあまり使ってはいないのですが,私が普段使っていることなどと一緒に紹介します。
いろいろ持ってますが,正直言って半田付けはものすごくヘタです。
JCD 8898
前回紹介したのがこれ。JCD 8898と書いてあります。
半田小手は写真のように細身です。
JCDはメーカー名として,ESD SAFEと表示されています。型番じゃないよね・・・
今取り付けてあるのは,マイナスドライバー型。
これは,SSOPなどのデバイスの時,比較的立てて使うのに便利です。温度がやはり350℃くらいで使ってます。
その他適合しそうな小手先。
一番下の黒いのは,ちょっと合いそうもないですね。別な小手のもののようです。
ただちょっと細身なので,他の日本製の半田小手と比べると,安定感は乏しいかも・・・
HAKKO FX-600
ふだん作業机の上に常備してあるのは,HAKKOのSF-600。速熱調温半田小手です。
速熱の小手としては比較的安価の方だと思います。
この速熱の半田小手を使っちゃうともう手放せません。なんてたって,30秒もしないうちに使えるようになるんです。
左側のインジケーターがちかちかいったら即使い。インジケータがあるのはとってもいい。
小手先の形状はこんなやつ。結構汎用性があり,これでSSOPなどもやります。2014年なんて張ってありますえね・・
goot TQ-95
FX-600の前に使っていたのが,グートのTQ-95。この特徴は,ブースト機能があり,必要な場合はボタンを押すと90Wのパワーがでること。
現在小手先は楕円のものを付けてます。これは寝かせると広い面積を暖められ,立てると比較的小さなところもOKとなること。
もちろんそれぞれの小手先は取り替えが可能です。これは長く使ってきたせいか,小手先がカバーに固着してしまってとれなくなったこと。整備不足丸出しですが,小手先+カバーごと交換しなくてはならなくなっちゃったものです。予備買ってあります。
この先がとれない!!
908S
2年くらい前に物好きに買ったのが液晶表示の温調半田小手。
速熱かどうか分からないけど,比較的早く使えるようになります。中華のはみんなそうなのか,軸が細身です。設定温度まで上がったことを知らせるインジケータがあればいいのに。なれればどうってことないと思いますが,FX-600になれちゃうとやはりFX-600の方が使い勝手がいい。これは予備用であまり普段使いしてません。
以前,表示の正確さを熱電対でチェックしましたが,ちょっと差があるみたいです(350℃設定⇒306℃)。
黒い小手先はこれ用ですね。
その他
HAKKOのニクロムヒーター。30Wだったかな?
上がフィルム圧着用のこて先。下は,床のへこみなどの補修用で平らにならすもの。反故紙をまとめてグルガンでメモ帳にして,これで平すなど・・
ただちょっと熱量が足りなくて作業時間がかかります。
本来銅のへらがいいとは思うのですが,手持ちではありませんでした。そのうち直そうか・・・
ヒートガンの使途は,まず部品外し。ステンシルができればこれでリフロー代わりにもなるかと思いますが,やったことない。
クリーム半田も持ってはいるけど,固まっちゃって使えない状態です(フラックス足して練れば直るとも言われますけど,,,)。
こんなとこです。
ピストル型は使っている時にそのまま引き金?を引くとハイパワーになり、戻すのも簡単に対し、同機能の直線型は一度離してボタンを押せる位置に持ち替える必要があり、温調式に対して大小部品や、瞬時はんだ付け作業にはベスト形状と思っています。
先端も3mm幅マイナスドライバー形と2mm位の45°カット品を使って結構細かい部分も表面張力使ってできます。
あと,RX-280にはちょっと食指が動いたのですが,現状で不備があるわけでもないし,その上半田付けする作業がすごく減っているので,もうこのまんまです・・・RX-280の紹介の動画がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=rRkMQ9a5AXE
やはり、一番使うものは決まってしまいますね。
私はGoot TQ-77ピストル型にハッコーの先をつけて使用しています。
(gootにはない形がほしいのでヒーター部分を短尺加工)
15秒で使える温調のPX-601もありますが、使用中にパワーがほしい時に便利で、部品外し時に力の入れられるピストル型2個を使用。やはり、他にも予備の小型や電池式、ガス式、ニクロム100Wとかありますけど常用は決まってしますます。
今、自動スリープもあるデジタル表示のPX-280は、PX-601比 どうなのかな? 取っ手部が長いし・・。食指が伸びそうてす。