アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

それぞれのリズム感

2013年08月18日 | ピアノ
今、古いテープ(DV)を絶賛整理中なのだが、それで2006年の記録を見ていてあらためて思ったこと。

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我が家の子ども三人のリズム感というものが、まるきり違う。根本的に。

はなひめ(このとき年長)…音とリズムはおおよそ合っているのだが、微妙につんのめって前に行ってしまう。両手奏はきちんとできている。

こじろう(小四)…ピアノとしてはうまくない(両手奏はかなり限定的、音色はカチンコチン)がリズムがぴっちり欲しいところにハマっている感じ。指が回らなくてちょいコケても、無理やりハメる。。

またろう(中一)…部分的に両手奏ができるようになったところ。フレーズとフレーズの間に「悠久の時」が流れて「ん?? どうするんだろう??」と聞いている人をはらはらさせる。慣れてはらはらしなくなると妙な味がある(^^;;

はなひめみたいな、つんのめり系のリズムタイプを持っている子は、特に年齢が低いほうだとかなり多い。もしピアノを続けていたら(実際は続けてないんだけど)、ある程度の年齢になると直ってきて、ちゃんと数えられるようになったかもしれない。小学校高学年くらいだと、リズムどおりきっちり、長い音符も休符も完璧に正確…なんだけれどもなんとなく聞いていてつまんない演奏の子、いるよね。

基本的には私もその系列(正しく数えられるが、センスはない)と思われるが、この同じ時のピアノ独奏は、そうきっちりインテンポには進んでない。実力オーバー曲(ブラームスの間奏曲で、超地味でけっこうややこしいやつ。なんでこの曲??)を選んでいるため、頭の整理が追いついていなくて、微細な間が随時入っている。これは、次の音の準備が(頭の準備? 手の準備?)ができていないための間であって、聞いてるとちょっとイラッとする。ただ、思っていたほど「なーんにも考えてない」演奏でもなく、むしろ半端に考えてみたらノリが悪くなった、みたいな。聞いていてつまらなくはないが気持ちがよくない(-_-;;

それが、同じときにピアノ連弾もしているのだが、そのとき2ndを弾いてくれたのが、「リズムがぴたーっと欲しいところにキマる」タイプの人。単に合っている、正しい、というのではなくてノリがある人ね。で、それにのっかって息ぴったりの連弾は、これはかなりよくって、そのころの私が独奏では決してできなかった「気持ちいい、楽しそう、かっこいい」演奏にまとまっている。

こうやってじっくり比べて聞いてみると、「結局、『ノリ』じゃね!?」とか思っちゃうわけである。曲が難しいか、簡単か、ミスタッチがあるか、ないかなんてことじゃなくて、『ノリ』がぴたりはまる演奏は楽しい。わくわくする。

私は、どうも生来のセンスというものには欠けているようだけれど、いちおう形式どおり数えられるし、リアルタイム真似能力が高いので、アンサンブルの機会やほかの人の(好きなタイプの)演奏を聞く機会などを通して少~しずつ『ノリ』がある演奏をつかみかけている気がする。

たとえば2010年になって
「耳をすませば」より「丘の町」
のときの演奏は『ノリ』というか推進力があると思う。ただ、その後も、余裕ない曲選び→玉砕、というパターンをしょっちゅう繰り返しているけれど…いい加減懲りないのかねぇ。

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コメント (4)
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