しばらく前、「何年かのうちにアマオケに入りたい」と思い立って、積極的にアマオケを色々聞いてみようとした私が一番最初に聞いたのが水星交響楽団のコンサートだった。
←聞きごたえどっしり。
冷静に考えればそれは大きな間違いなんだけど、たまたまチケットをもらったのでそういうことになった。
どう間違いかというと、そういう、大学オケ(の、うまいやつ)を母体としたオケというのは、つまりそんなハタチのころからうまかった人たちがほとんどを占めているわけだから、アマオケといえども、私とは生涯何の関係もないのである。
今日という日に、実は行きたいアマオケのコンサートが二つ重なっていて、ひとつは私が現状で入ってもぜんぜんかまわないらしいという心の広い(広すぎる?)オケなので、検討するという意味ではそちらに行くべきだったのだが、水星交響楽団の演目が「オール・バルトーク・プログラム」と聞いてどうしてもそちらに行きたくなってしまったのだ。
つまり、純粋に「聞く」側の意図でそちらを選んだのだけれど、それは私がバルトーク好きだからというわけではない。それどころか今日の演目は三曲とも、聞いたことのない曲だった。バルトークといえば、ルーマニア舞曲を弾こうとして(ピアノでね)挫折した記憶がある程度。ちなみに、なぜ挫折したかというと、ハンガリー留学経験のある先生が、あまりにこの曲だとイイタイコトが濃すぎるらしく、レッスンを受けるとたいへんなことになりそうだったので逃げたのだ(笑)
というわけで、濃すぎるレッスンには逃げ腰だった私だけれども、聞くほうなら濃ゆいの大歓迎だ。だいたい、アマチュアで、「オールxxx」なんてやってるのは、思い入れが強くて本気だからに違いないので、つまらないわけがない。
直前を風邪で寝込んだこともあって、なんの予習もなく行ってしまって、まっさら。
それで、ひたすらぼーーっと、ややこしいことを何も考えずに聞いていたところ、初めて聞く曲でもあるし、モーツァルトやベートーベンのようにわけのわかったふうに進んでいくわけじゃないので、わけわかんないんだけれども、なぜだか全体に違和感なく、とてもきれいだったり、とても力強かったり、ぐぐぃと引っ張られたり、指揮者が楽しそうに踊っていたり(笑)、ソロを弾いたバイオリニストがイケメンだったり、なんだかんだでまるっと飽きずに聞いてしまった。
どの曲も、演奏をすることを考えるととてつもなくややこしくて、アマオケでこの選曲ってやっぱりちょっとアリエナイ感じ。でもとてもかっこよかったよ。あ、ソリストの見た目がかっこよかったことをさっぴいても、十二分に。
帰りの電車の中で、プログラムにあったバルトーク解説を読んだら、これがまたとてもおもしろく、「へぇ~」ボタンをいくつも押したくなった(古っ)。バルトークいいね。今後もっと聞いてみたい。でも読んでたらちょっと思ったんだけど、私はこういうの(作曲者とか時代背景うんちく)を十分に楽しむためにはあまりに世界史を知らなすぎる。
ところで、前にartomr氏の出る「オール・フォーレ・プログラム」を聞きに行ったときも思ったんだけど、ほんと、アマチュアコンサートの「オールxxx」はお買い得だよ(というかこの場合、無料だったが)。でも、こんなすばらしいコンサートだけど、「オールxxx」にすると集客はしにくいらしい。なんてもったいない。みんなもっと行こうよ。濃いぃやつ。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)
「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)
←聞きごたえどっしり。
冷静に考えればそれは大きな間違いなんだけど、たまたまチケットをもらったのでそういうことになった。
どう間違いかというと、そういう、大学オケ(の、うまいやつ)を母体としたオケというのは、つまりそんなハタチのころからうまかった人たちがほとんどを占めているわけだから、アマオケといえども、私とは生涯何の関係もないのである。
今日という日に、実は行きたいアマオケのコンサートが二つ重なっていて、ひとつは私が現状で入ってもぜんぜんかまわないらしいという心の広い(広すぎる?)オケなので、検討するという意味ではそちらに行くべきだったのだが、水星交響楽団の演目が「オール・バルトーク・プログラム」と聞いてどうしてもそちらに行きたくなってしまったのだ。
つまり、純粋に「聞く」側の意図でそちらを選んだのだけれど、それは私がバルトーク好きだからというわけではない。それどころか今日の演目は三曲とも、聞いたことのない曲だった。バルトークといえば、ルーマニア舞曲を弾こうとして(ピアノでね)挫折した記憶がある程度。ちなみに、なぜ挫折したかというと、ハンガリー留学経験のある先生が、あまりにこの曲だとイイタイコトが濃すぎるらしく、レッスンを受けるとたいへんなことになりそうだったので逃げたのだ(笑)
というわけで、濃すぎるレッスンには逃げ腰だった私だけれども、聞くほうなら濃ゆいの大歓迎だ。だいたい、アマチュアで、「オールxxx」なんてやってるのは、思い入れが強くて本気だからに違いないので、つまらないわけがない。
直前を風邪で寝込んだこともあって、なんの予習もなく行ってしまって、まっさら。
それで、ひたすらぼーーっと、ややこしいことを何も考えずに聞いていたところ、初めて聞く曲でもあるし、モーツァルトやベートーベンのようにわけのわかったふうに進んでいくわけじゃないので、わけわかんないんだけれども、なぜだか全体に違和感なく、とてもきれいだったり、とても力強かったり、ぐぐぃと引っ張られたり、指揮者が楽しそうに踊っていたり(笑)、ソロを弾いたバイオリニストがイケメンだったり、なんだかんだでまるっと飽きずに聞いてしまった。
どの曲も、演奏をすることを考えるととてつもなくややこしくて、アマオケでこの選曲ってやっぱりちょっとアリエナイ感じ。でもとてもかっこよかったよ。あ、ソリストの見た目がかっこよかったことをさっぴいても、十二分に。
帰りの電車の中で、プログラムにあったバルトーク解説を読んだら、これがまたとてもおもしろく、「へぇ~」ボタンをいくつも押したくなった(古っ)。バルトークいいね。今後もっと聞いてみたい。でも読んでたらちょっと思ったんだけど、私はこういうの(作曲者とか時代背景うんちく)を十分に楽しむためにはあまりに世界史を知らなすぎる。
ところで、前にartomr氏の出る「オール・フォーレ・プログラム」を聞きに行ったときも思ったんだけど、ほんと、アマチュアコンサートの「オールxxx」はお買い得だよ(というかこの場合、無料だったが)。でも、こんなすばらしいコンサートだけど、「オールxxx」にすると集客はしにくいらしい。なんてもったいない。みんなもっと行こうよ。濃いぃやつ。
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(今回もイラストはまたろう)