気が付いたらあとひと月ちょっとに迫っている「ばんたの」の、私的メインは「ラフマニノフ組曲第二番よりロマンス」なんだけど、これがまぁ超実力オーバーな選曲なんです。
←週末にはいよいよ中川P先生との合わせ
…もちろんわかってて選んでるんだけど、弾けば弾くほど無謀さが身に染みるというか…
弾きたかったんだからしょうがない。これからの人生、今が一番若いんだから、いつかやりたいなら今まずやってみてダメならまたやる。ダメならまたやる(以後繰り返し)
それで、もちろん中川P先生との合わせ練習はお願いしてあるんだけど、いきなりそれじゃ怖すぎるので、shigさんち行ったときにプレ合わせをお願いしました。どこがどう合うかくらい確認しておかないと、すんごいこと崩壊してレッスンのしようがないかもしれないからね。
ちなみに、「ラフマニノフ組曲第二番」は難しい曲てんこ盛りだけど、この「ロマンス」だけがゆったりして聞こえて、これならやれそうってな錯覚を起こさせる曲。
確かに曲調はゆっくりゆったりだけど、三連で細かく入ってくるから結局は音符めっちゃ立て込んでくるんです。
shigさんと何度か合わせてみて、とにかく指定テンポよりはるかに遅くしてどうにかしようって作戦をまとめました(?)
あと、片手落ちても片手死守ね(笑)このアンサンブルに限ったことではないけど。
音楽的にどうこうというのはとりあえず不問にして、音符をただ並べることを考えても「やっぱ無理」ってなる状況、指定テンポよりずっとゆっくりしないと弾けない状態のことを、ふつうは「指が動かない」って表現すると思うんだけど、今回この曲を弾いていて、「弾けない」ところというのは、いわゆる「指が動かない」とはちょっと違うなーと思いました。
だって、指が物理的肉体的に動く速さっていうのが足りないわけではなくて、たとえば一小節分、何度も弾いてよくよく音の並びを確認しておけばもっと速くても弾けるもの。要するに、「弾けない」のは次の音が何なのかとっさにわからなくなるというか、音が頭にきちんと入ってないんだか、必要なスピードで再生できないんだか、自分でもよくわからないけれどとにかく指が動く速さというよりは脳みその整理の問題です。
速い曲をばりばり弾けるようになるには、十代のころの訓練が効くだろうし、それはもう指の運動性能ということで、このトシから下がりこそすれ上がるのは難しいだろう。
ショパンでも英ポロとかエチュードとかスケルツォとかいうのはやっぱり、そうやって「指が動く」ことがどうしたって必要だろうね…
でもこの曲みたいな難しさの場合は、指の運動性能よりもっと、脳みその働かせ方が重要でしょ?
もちろん、脳みそだって若いころから比べるといろいろ劣ってはくるんだろうけど(ハードウェア的には)
脳みその働きって、クロックが速いほどいいとかそんな単純なもんじゃない。
何をどうとらえるか、まとめるか、納得するか、
要するにどう見るかでまるで違ってくるわけなので、
ぶっちゃけ、年とってだんだん脳みそスペックは衰えてきても、
経験で何か新たなことをつかめば十分パフォーマンスが上がる余地はある。
たとえば、後半あれこれ片手ばっかりになりながらも無理やり合わせてもらって帰ってきたら、
謎ゾーンだった最終ページ、
ダブルフラットやらナチュラルやらぐちゃぐちゃと出てきて読みにくいことこの上ないあたり、
これがつかみやすくなっていたんですよ。
これは、私のお指ちゃんの動きがよくなったわけはなくて、
2ndの音とどう合うかをちょっと理解したことで、
譜面が読みやすくなって、
ひいては「あら指がよく動くようになった」みたいな効果が得られたわけですね。
ということは、まだまだピアノ人生捨てたもんじゃなくて、上り坂、と思ってもいいんじゃないかと。
少しずつ「わかって」いけば、弾ける曲の範囲は広がるはず。
英雄ポロネーズや超絶技巧練習曲方面ではなくても。
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「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社
←またろうがイラストを描いた本(^^)

「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)

…もちろんわかってて選んでるんだけど、弾けば弾くほど無謀さが身に染みるというか…
弾きたかったんだからしょうがない。これからの人生、今が一番若いんだから、いつかやりたいなら今まずやってみてダメならまたやる。ダメならまたやる(以後繰り返し)
それで、もちろん中川P先生との合わせ練習はお願いしてあるんだけど、いきなりそれじゃ怖すぎるので、shigさんち行ったときにプレ合わせをお願いしました。どこがどう合うかくらい確認しておかないと、すんごいこと崩壊してレッスンのしようがないかもしれないからね。
ちなみに、「ラフマニノフ組曲第二番」は難しい曲てんこ盛りだけど、この「ロマンス」だけがゆったりして聞こえて、これならやれそうってな錯覚を起こさせる曲。
確かに曲調はゆっくりゆったりだけど、三連で細かく入ってくるから結局は音符めっちゃ立て込んでくるんです。
shigさんと何度か合わせてみて、とにかく指定テンポよりはるかに遅くしてどうにかしようって作戦をまとめました(?)
あと、片手落ちても片手死守ね(笑)このアンサンブルに限ったことではないけど。
音楽的にどうこうというのはとりあえず不問にして、音符をただ並べることを考えても「やっぱ無理」ってなる状況、指定テンポよりずっとゆっくりしないと弾けない状態のことを、ふつうは「指が動かない」って表現すると思うんだけど、今回この曲を弾いていて、「弾けない」ところというのは、いわゆる「指が動かない」とはちょっと違うなーと思いました。
だって、指が物理的肉体的に動く速さっていうのが足りないわけではなくて、たとえば一小節分、何度も弾いてよくよく音の並びを確認しておけばもっと速くても弾けるもの。要するに、「弾けない」のは次の音が何なのかとっさにわからなくなるというか、音が頭にきちんと入ってないんだか、必要なスピードで再生できないんだか、自分でもよくわからないけれどとにかく指が動く速さというよりは脳みその整理の問題です。
速い曲をばりばり弾けるようになるには、十代のころの訓練が効くだろうし、それはもう指の運動性能ということで、このトシから下がりこそすれ上がるのは難しいだろう。
ショパンでも英ポロとかエチュードとかスケルツォとかいうのはやっぱり、そうやって「指が動く」ことがどうしたって必要だろうね…
でもこの曲みたいな難しさの場合は、指の運動性能よりもっと、脳みその働かせ方が重要でしょ?
もちろん、脳みそだって若いころから比べるといろいろ劣ってはくるんだろうけど(ハードウェア的には)
脳みその働きって、クロックが速いほどいいとかそんな単純なもんじゃない。
何をどうとらえるか、まとめるか、納得するか、
要するにどう見るかでまるで違ってくるわけなので、
ぶっちゃけ、年とってだんだん脳みそスペックは衰えてきても、
経験で何か新たなことをつかめば十分パフォーマンスが上がる余地はある。
たとえば、後半あれこれ片手ばっかりになりながらも無理やり合わせてもらって帰ってきたら、
謎ゾーンだった最終ページ、
ダブルフラットやらナチュラルやらぐちゃぐちゃと出てきて読みにくいことこの上ないあたり、
これがつかみやすくなっていたんですよ。
これは、私のお指ちゃんの動きがよくなったわけはなくて、
2ndの音とどう合うかをちょっと理解したことで、
譜面が読みやすくなって、
ひいては「あら指がよく動くようになった」みたいな効果が得られたわけですね。
ということは、まだまだピアノ人生捨てたもんじゃなくて、上り坂、と思ってもいいんじゃないかと。
少しずつ「わかって」いけば、弾ける曲の範囲は広がるはず。
英雄ポロネーズや超絶技巧練習曲方面ではなくても。
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「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
(今回もイラストはまたろう)