今日はartomr先生レッスン会@どこでもドア(つまりzoom)がありました。レッスン3枠とお茶タイム。
←弾くのがさらにおもしろくなるのがいいレッスン。だと思う。
私はスクリャービンの前奏曲op11-2を見てもらいました。
音が並ぶようになった(音がだいたい頭に入った)という意味では「ほぼ」できていて
局所的には、フレーズの形というかまぁまぁいい感じでできて
今いちばんまともに弾ける曲かもしれない…
けど、そこで満足しているartomr先生ではないのだった。
「この曲なら(2ページ、音もあんまり飛ばないし速くない)…」パーフェクト、ノーミスクリアできるはず、というのとはちょっと違って
全体をしっかり把握して構築して弾く、
というのができるようになるんじゃないか。という野望を持っている、らしい。
というわけで、今日は曲の全体像を作る話が中心になりました。(あれ? 音を頭に入れるための和声の話をしてもらうってことになってたのが飛んでいるような)
今日のレッスンを聞いて「おぉ」と思ったんですが、この曲、最初聞いたときはわけわからんように聞こえたのですが意外にもシンプルというかくっきりはっきり作られています。きちんきちんと8小節ひとまとまりで進行していきますし、それが「ふたまとまり」で一つの部分かできていて、全部で四つの部分と四小節のオマケで完了です。
最初の8小節は、1小節目の最後で早々に最高音が来て、でもそこからはやたらと下降する動きが特徴的です。別に、高い音がすなわち盛り上がりであると決まったもんじゃないですけど、この曲の場合はだいたい音が高いのは頂上、そこから音が下がるのは盛り下がりと考えればよくてそういう意味でもシンプルです。
8小節目の最後は「へんな具合に」音が上がっています。私が前に書いた記事「調とかについての雑な理解を語る」というのがありましたが(artomr先生曰く、あれはとてもレッスンの参考になったそうです)私が
「その続きで2小節目は「レ#」が出てくるので「え?」と思って弾く。」
「8小節目はわけのわからんことになっている(試合放棄)」
と書いた、投げ出したところが実は重要ポイントでして、ここでは今日の重要ポイントそのいち
「スクリャービンは下方変位がお好き」
私が放棄したところは二か所とも「下方変位」がらみだったわけですが、要するに「ドミソ」とあったらふつうの和音だけどこの「ソ」が半音下がったら「下方変位」。2小節目は「ごどごどの下方変位」だそうですが、つまり「五度調(ミから始まる短調音階)の五度和音(シレ#ファ#)の下方変位(シレ#ファ)」
ポイントとなる音なのでわざわざrit.でたっぷり聞かせます。曲が始まってまだ2小節目だってのにいきなりrit.書いてある曲も少ないよね。
…この調子で書いていくと、たった2ページの曲でもなかなか「全体像」にたどり着きませんね。
でも、今日のartomr先生はいちおう時間を気にして進めていて、ちゃんと一時間のレッスン中に全体像を語り終わりましたよ。
フレーズの最高音や、フレーズの上がり下がり、強弱記号、休符、リズムの特徴など楽譜に書いてあることを組み立てて、
曲の山谷、色の変化をどうするのかを考えていきます。
そして具体的な強弱、ペダル、ルバートなどを決めていくわけです。
たぶん、数学の問題の答えほどひとつにバシッと決まるわけではないだろうけど、大筋はこうだというのはあり、
そしてそれを骨組みにして実際に練習していって、流れが自然になったころにはその人の演奏ができてくる、という感じかな?
いい曲を選んだな、と思います。私はいつも自分で弾く曲を選んでいますが、これは(珍しく)artomr先生チョイスです。
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私はスクリャービンの前奏曲op11-2を見てもらいました。
音が並ぶようになった(音がだいたい頭に入った)という意味では「ほぼ」できていて
局所的には、フレーズの形というかまぁまぁいい感じでできて
今いちばんまともに弾ける曲かもしれない…
けど、そこで満足しているartomr先生ではないのだった。
「この曲なら(2ページ、音もあんまり飛ばないし速くない)…」パーフェクト、ノーミスクリアできるはず、というのとはちょっと違って
全体をしっかり把握して構築して弾く、
というのができるようになるんじゃないか。という野望を持っている、らしい。
というわけで、今日は曲の全体像を作る話が中心になりました。(あれ? 音を頭に入れるための和声の話をしてもらうってことになってたのが飛んでいるような)
今日のレッスンを聞いて「おぉ」と思ったんですが、この曲、最初聞いたときはわけわからんように聞こえたのですが意外にもシンプルというかくっきりはっきり作られています。きちんきちんと8小節ひとまとまりで進行していきますし、それが「ふたまとまり」で一つの部分かできていて、全部で四つの部分と四小節のオマケで完了です。
最初の8小節は、1小節目の最後で早々に最高音が来て、でもそこからはやたらと下降する動きが特徴的です。別に、高い音がすなわち盛り上がりであると決まったもんじゃないですけど、この曲の場合はだいたい音が高いのは頂上、そこから音が下がるのは盛り下がりと考えればよくてそういう意味でもシンプルです。
8小節目の最後は「へんな具合に」音が上がっています。私が前に書いた記事「調とかについての雑な理解を語る」というのがありましたが(artomr先生曰く、あれはとてもレッスンの参考になったそうです)私が
「その続きで2小節目は「レ#」が出てくるので「え?」と思って弾く。」
「8小節目はわけのわからんことになっている(試合放棄)」
と書いた、投げ出したところが実は重要ポイントでして、ここでは今日の重要ポイントそのいち
「スクリャービンは下方変位がお好き」
私が放棄したところは二か所とも「下方変位」がらみだったわけですが、要するに「ドミソ」とあったらふつうの和音だけどこの「ソ」が半音下がったら「下方変位」。2小節目は「ごどごどの下方変位」だそうですが、つまり「五度調(ミから始まる短調音階)の五度和音(シレ#ファ#)の下方変位(シレ#ファ)」
ポイントとなる音なのでわざわざrit.でたっぷり聞かせます。曲が始まってまだ2小節目だってのにいきなりrit.書いてある曲も少ないよね。
…この調子で書いていくと、たった2ページの曲でもなかなか「全体像」にたどり着きませんね。
でも、今日のartomr先生はいちおう時間を気にして進めていて、ちゃんと一時間のレッスン中に全体像を語り終わりましたよ。
フレーズの最高音や、フレーズの上がり下がり、強弱記号、休符、リズムの特徴など楽譜に書いてあることを組み立てて、
曲の山谷、色の変化をどうするのかを考えていきます。
そして具体的な強弱、ペダル、ルバートなどを決めていくわけです。
たぶん、数学の問題の答えほどひとつにバシッと決まるわけではないだろうけど、大筋はこうだというのはあり、
そしてそれを骨組みにして実際に練習していって、流れが自然になったころにはその人の演奏ができてくる、という感じかな?
いい曲を選んだな、と思います。私はいつも自分で弾く曲を選んでいますが、これは(珍しく)artomr先生チョイスです。
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