アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

「ショパン200年の肖像」行ったつもり

2020年07月07日 | ピアノ
「ショパン200年の肖像」という展覧会があったのだが気が付いたときは既に遅く、行けなかったので…

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行った人に見せてもらった本、というか図録がすごい充実した内容だったので買ってみた。

「ショパン―200年の肖像」
展覧会で売ってたらしいがふつうにamazonで購入できた。

展示していたものはすべて収録しているそうで、それと解説部分の文章もかなり載っているから重い、分厚い…かなり「行ったつもり」になれる本。

とても電車の中とかで読める本じゃないけれど、どうせ通勤してないので(^^;;
家で音楽かけながら眺めるなら最高だ。

「ショパン」といって美術館に展示するものは何かといえば、
ショパンの肖像、自筆譜、書簡といったものはもちろん、
ショパンの音楽からインスパイアされて描かれた絵画や、
ショパンコンクールのポスターやら、
ショパンの生きた時代、暮らした地域の様子がわかる絵など…

たとえば、今はショパン24の前奏曲を聞きながらこれを書いているのだけど、
前奏曲それぞれについて描かれた絵が載ってたりする。
見ながら聞くと、納得できたりできなかったり(^^;;
むしろ納得できないほうが多い気がするけれども、
じゃあ自分ならどう描きたいか(実際には絵心がないので描けない)を考えてみてもいいかもしれない。

おもしろいなと思ったのは…

ショパンの肖像…演奏しているシーンを描いたもので、写実的なものは、姿勢が前傾でなくむしろやや後傾であること。鍵盤にのしかかって弾くとかではなく、ユジャワンのようにびしっとまっすぐ芯が入ったように弾くのでもなく、やさしくよく響くような音を想像させる。

ショパンコンクールのポスター…私の生まれる前くらいのポスターのデザインが、おしゃれでかっこいい。

ショパンの(自筆譜ではなくて)初版の楽譜…昔だからコンピュータ製作でなくすべて人の手によるものだけれど(石版)とても美しい。みやすい。

自筆譜も、かなり丁寧に書かれていて、わりと読める感じ(ベートーヴェンの自筆譜よりはずいぶん誤解なく読めるだろう)。ただし、スラーがどこまでかかっているのか、松葉がどこまで引っ張られているのか(あるいは、アクセントなのかデクレッシェンドなのか)とかは曖昧な点も大いにありそうで、だから原典版といっても何通りかの解釈があったりするのだろうなと(あるいは自筆が何バージョンかあるためにバラける)

まだまだ楽しめそうなのでしばらく本棚にしまわないで置いておく。

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今日の練習録音
米津玄師=かてぃん/海の幽霊


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