ちょっと直しきれていない愛の夢

前に、ブルグミュラー25番を一曲ずつ、録音してYoutubeアップしていたときは、シンプルに
「(ほぼ)ノーミステイクできるまで繰り返し弾く」
という方法でやっていました。

　　　　←元がある程度よくないと修正もたいへんよ

そのくらいの短い、シンプルな曲であればそれができるのですが、まぁ発表会で弾くような曲は、長さと複雑さがずいぶん違いますから、なかなかノーミステイクはできません。

ごくごく例外的に、去年の秋のチャイコフスキー／四季より「秋の歌」は本番で(ほぼ)ノーミス演奏するという快挙があったんですが…あ…うーんほかには一回も思いつかない。
アルカン／バルカローレOp.70-6
は、何回も人前で弾いて、一番「腑に落ちた」曲であり、元々そんなに音数の多い曲ではないので、おうちで一人で籠って粘れば、ノーミステイクが取れそうな気もします。人前演奏ではノーミス演奏したことはないです。

でも、人工的に(?)ノーミステイクを作るというか、プロが編集してくれるという企画がありましたから、それに乗っかって、アルカンはノーミス録音を作ろうとしたわけです。

ステージ上で、丸ごと通して二度弾きましたし、元々そんなに間違えないくらいになっている曲ですから、いいとこどりしたらノーミス録音は作れます。

実際には、あんまり二回の演奏を行き来して編集すると、なんか筋の通らない録音ができそうな気がして…そこまで意識的に毎回演奏の「スジ」を変えているわけじゃないですけど、なんかノリがそこはかとなく違うということはありますよね? なのであまりややこしく繋ぎたくはないと思っていました。今回の場合だと、二回目のほうがずっとよい集中で弾けた自覚があったので、そちらをベースとしてほとんどそのまま使い、ミスタッチのところだけ一回目の演奏から切り張りしてもらいました。

ところが、切り張り指示をするときに一か所指示漏れがありまして、完成品は実はノーミスじゃなかったのですが(笑)
楽譜見て聞かないとわからない程度かと(^^;;

ま、ともかく、非現実の(かなり)完璧な私という録画ができましたので、それでMegumi先生主催のOnline愛の夢チャリティーコンサートに参加申し込みしました。

その録音会のときに、愛の夢とスカルラッティも弾いているのですが、アルカン優先で考えていたので十分な弾き直し時間が取れず、スカルラッティは一回弾いただけで弾き直しなし、愛の夢は部分的に弾き直しをしました(そしてまた間違えるw)。

元々、愛の夢はアルカンよりだいぶ「ノーミス」から遠い上に、弾き直しに十分な時間を割かなかったので、切り張りのしようがなく、まぁいろいろ残ってます。
でも記念なので

リスト／愛の夢第三番
貼っておきます。

ちなみに、「どこを切り張りしたか」は、切り張り指示した私が聞いてもまったくわからないくらいなので、誰も気が付かないと思います。プロの編集スゴイネ

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