アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

音程にはうるさくない派だけど

2021年09月29日 | ピアノ
絶対音感は持っていないし、なんなら「これがドよ」と任意の音程を提示してもらえばハイそうですかと唯々諾々と受け入れる自信あります。

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たとえば、ショパンの時代のプレイエルの演奏を聞くとき、現代ピアノよりはかなり低めに調律されているそうなので、気になる人は気になるかもしれないけど、私はまったく気になりません。相対的に合ってればノープロブレム。

では相対的にずれているときはどうかというと…

そりゃ極端にずれているのは困ります。前に、某ヤマハ教室内でバイオリンクラスのミニ発表会しようってときに「えーと…どの『ラ』に合わせます??」って聞いたくらい、「真ん中のド」のちょい左にあるラと、右にあるラが「あさって」だったのがあったけど…あの場合、どのくらい違っていたんでしょう。

「ドビュッシーはワインを美味にするか?」の12章「聞こえるものすべてを信じるな」に紹介されている実験によると、
三つの音からなる和音を聞かせて、両端の音は固定で、真ん中の音を「ド」「ド#」の範囲でずらしていったときに、
半端な音を聞かせても強力に「ド」「ド#」のいずれかに引き込まれる…分類される…ということがわかった、とあります。
(ちなみに、実験対象は「音楽家」だそうで、それでもそんなもん)

まさに、「西洋音楽史」で習ったとおり、音程は「デジタル」。音階のどれかの音に「解釈」されるということです。

(ただし、「三和音の真ん中の音」がずれてても大して気にならないかもしれないけど、オクターブの片方がずれてたらまぁ気になりますよね)

さて、ところでピアノの調子がちょっと狂ってきたときの話だけど、ピアノの場合は、そういう「音の高さがちょっと狂っててもほとんど気にならない」というわけにはいかない事情があります。

それは、一つの音に対して弦が二本とか三本とかあるということです。

これが揃ってないと、音程がどうのこうのいうより、(ずれが少しだと)「濁る」(もう少しずれると)「割れる」というふうに音色として聞こえるから困るんですよね。さらにずれが大きいと「うなる」というのもあります。

チューニングハンマーをぽちって、自分でいじってみたときに、同じ音の弦三本の音程がピタリ合ったとき、ものすごく「澄んだ音になった」と感じました。それはきれいな音ではあったけど、でもそんなに好きな音ではなくて、なんとなく味がないように思えました。

ただ、(たぶんやり方が下手なので)うまく止まっていなくて、何度か弾いているとすぐ状態が変わってきて、ほんの一瞬だけ「いい音」(私がイメージする、めるちゃん本来の音)になったかと思うと、また何度か弾くうちにすぐ「濁る」状態になっていってしまいました。

もしかしたら、私が好きな音色に調律してくれる調律師さん(直近でお願いした人)の場合、ごくわずか(音程の差としては全く感じ取れない程度)バラして調律しているのかもしれません。そうすると、完璧揃えちゃうよりも、狂いやすい??

いや、音色も好みで、かつ、狂いにくい調律師さんもいたのですがね(引退してしまった方と、転職してしまった方)

今日の練習録音
ラフマニノフ/前奏曲Op.23-4(練習中)

を聞いて、ちょっと幸せ度が足りない…もちろん、演奏の問題が大きいですが(爆)、私にとっては、ベストコンディションのめるちゃんの響きはQOLに大きく影響するんです。もう諦めて、半年を待たずに別の調律師さんに来てもらおうと思い立って、ちょっと先ですが予約を入れました。そうと決めたら、ちょっと気が晴れた。

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