今、練習しているショパンのノクターン第7番は、好きな曲なので人生これからも何度も弾くとは思うけれど、今シーズン(?)ではひとまず終わりにして塩漬けにしようと思っています。
←Op.27-2は難しそうだけどねぇ
しかし、発表会前にいちおうひととおりの情報を調べておこうかと思って、
(そういうことはふつう、曲を仕上げようとするときじゃなくてこれから弾くときにやるのでは?)
ショパンについて持っている本を引っ張り出し…
「ショパンを解く!」アンドレ・ブクレシュリエフ
の、ノクターンの項目を見てみた。
「…ノクターンはすべて囁きのように魅力的な愛のディスクール(語り口)だ。マズルカと同じくノクターンにも失敗作がない。すなわち「進歩」というものが感じられない(それどころではない)。二十歳代からその死にいたるまでのほとんどすべてのノクターンが傑作だと言いたい。」
おぉ、かなり力のこもった書きぶり。そうそう、ノクターンは傑作ぞろいですよね。
次に、第7番についての記述をチェックしようとして、ふと、作品番号を覚えてなかったことに気づく(この本では、作品番号のみで記述されている)。ぐぐればすぐ出てくる…Op.27-1だ。そうそう、これと第8番(Op.27-2)をセットで弾く人もいるよね。すっかり忘れてた。
「冒頭から他の曲とは違った雰囲気だ。ショパンは調性を確信させる短三度を使おうと考えたに違いない。この短三度は半音高くなって、長音程には聞こえないが長三度になる。このミューテーションはいくらかノスタルジーを感じさせるが、カンティレーナはナチュラルがレについて困惑させられる…」
まだ長々と書いてあって、半ページ以上。短い曲な割にはしっかりとした紙幅が取られている。
そしてそれより長いのがOp.27-2についてで、1ページ以上の記述になっている。
「…主題は2つのフレーズからできていて、半終止の代わりをする増四度(減五度)の上に落ちていく。それから確固としてもとの調、変ニ長調になる。やがてすぐに短三度で第二主題が再現し、フォルテ部分まで長い間発展し、拡大されていく…」
こういった調子で書かれると、今実際に弾いているほう(Op.27-1)はまだしも何のことをいっているのかわかっても、Op.27-2のほうはさっぱりわからない。わからないけれどもこの著者がこの曲をなんか「スゴイ」と思っていることはなんとなくわかる。
Chopin - Nocturne Op. 27 No. 2 (Rubinstein) ←確かにいい曲
なにしろ、この曲のすぐ次は
「ノクターンの作品32と作品37は非常に美しい作品ではあるが、作品27と比較すると、その奥深さ、美しさ、複雑さ、完成度ではるかに及ばない。…」などとなっていて、ノクターン4曲分がたった4行で片づけられている。さっき、傑作しかないって言ってたやん!!
それはともかく、自分が弾いているノクターン第7番と認識していた曲、作品番号でいえばOp.27-1、作品番号のくくりではOp.27-2とセットになっており、この二曲はいずれも傑作であるがOp.27-2のほうがより有名であるという事実に改めて気づいた。
そうすると、やはりOp.27-2のほうも弾いてみて、よさそうならセットで弾くというのもやってみたい(今生のうちに)。
来年は「セットの曲」を弾くというテーマにしてるけどこれもありかな。これはセットにしてもたいして長くないからほかのと組み合わせても…
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←Op.27-2は難しそうだけどねぇ
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の、ノクターンの項目を見てみた。
「…ノクターンはすべて囁きのように魅力的な愛のディスクール(語り口)だ。マズルカと同じくノクターンにも失敗作がない。すなわち「進歩」というものが感じられない(それどころではない)。二十歳代からその死にいたるまでのほとんどすべてのノクターンが傑作だと言いたい。」
おぉ、かなり力のこもった書きぶり。そうそう、ノクターンは傑作ぞろいですよね。
次に、第7番についての記述をチェックしようとして、ふと、作品番号を覚えてなかったことに気づく(この本では、作品番号のみで記述されている)。ぐぐればすぐ出てくる…Op.27-1だ。そうそう、これと第8番(Op.27-2)をセットで弾く人もいるよね。すっかり忘れてた。
「冒頭から他の曲とは違った雰囲気だ。ショパンは調性を確信させる短三度を使おうと考えたに違いない。この短三度は半音高くなって、長音程には聞こえないが長三度になる。このミューテーションはいくらかノスタルジーを感じさせるが、カンティレーナはナチュラルがレについて困惑させられる…」
まだ長々と書いてあって、半ページ以上。短い曲な割にはしっかりとした紙幅が取られている。
そしてそれより長いのがOp.27-2についてで、1ページ以上の記述になっている。
「…主題は2つのフレーズからできていて、半終止の代わりをする増四度(減五度)の上に落ちていく。それから確固としてもとの調、変ニ長調になる。やがてすぐに短三度で第二主題が再現し、フォルテ部分まで長い間発展し、拡大されていく…」
こういった調子で書かれると、今実際に弾いているほう(Op.27-1)はまだしも何のことをいっているのかわかっても、Op.27-2のほうはさっぱりわからない。わからないけれどもこの著者がこの曲をなんか「スゴイ」と思っていることはなんとなくわかる。
Chopin - Nocturne Op. 27 No. 2 (Rubinstein) ←確かにいい曲
なにしろ、この曲のすぐ次は
「ノクターンの作品32と作品37は非常に美しい作品ではあるが、作品27と比較すると、その奥深さ、美しさ、複雑さ、完成度ではるかに及ばない。…」などとなっていて、ノクターン4曲分がたった4行で片づけられている。さっき、傑作しかないって言ってたやん!!
それはともかく、自分が弾いているノクターン第7番と認識していた曲、作品番号でいえばOp.27-1、作品番号のくくりではOp.27-2とセットになっており、この二曲はいずれも傑作であるがOp.27-2のほうがより有名であるという事実に改めて気づいた。
そうすると、やはりOp.27-2のほうも弾いてみて、よさそうならセットで弾くというのもやってみたい(今生のうちに)。
来年は「セットの曲」を弾くというテーマにしてるけどこれもありかな。これはセットにしてもたいして長くないからほかのと組み合わせても…
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